まるほログ

映画やボドゲや地域情報などを気ままに。上田市鹿教湯温泉に住む元地域おこし協力隊のブログです。

引っ越し3か月で考える、上田・鹿教湯おもてなしツアー。(前編)

私事ではございますが、僕の両親が我が町、鹿教湯に訪れました。

 

新大阪から名古屋駅まで新幹線。

名古屋から長野駅までワイドビューしなの

(名古屋駅で駅弁、お菓子を買うこと! ワイドビューしなのには車内販売がないし、片道3時間はあるぞ!)

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(出典:JR東海 http://railway.jr-central.co.jp/train/express/detail_02_01/index.html)

 

長野の善光寺を見て、上田までまた新幹線で来たそうです。

次の日からは、上田を中心に観光したいとのことですが、

うーん。

実際何を見せたらよいものか?

 

住んでいる人間と、外から来た人間の価値観は違うものだという。

普通に観光地を案内するだけで良いだろうか?

 

と悩んで、考え、企んで、

結局、観光地の中でも僕がお勧めする場所。

そして、上田、鹿教湯の中で僕が好きな場所をピックアップして案内することにしました。

今度、上田に来たい! という方は小耳にはさむくらいで聞いていただけると幸いです。

 

1日目 17:00~夜まで

1日目といっても、上田駅から宿泊先の鹿教湯までの送り迎えです。

本来はバスを利用して50分ほどかかるのですが、

地元に親族、知人がいると車で案内できるので楽ちんです。

 

途中に、僕の運転へクレームが入りつつ、まずは地元のスーパーに入りました。

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僕は遠くへ旅行するときには、必ず、その地元のスーパーを見ます。

自分の住んでいる場所とは違うメーカーの商品が並んでおり、

さらに、土産屋では少し高い商品が、地元価格で! なんてこともあります。

 

その地域の人が普段買うもの、ソウルフードはこういう場所にあるんです。

 

retrip.jp

 

まあ今回寄ったのは、家の卵が切れていたからなんですけどね。

買ってる間、両親はぶらぶらとスーパー内を眺めていました。

 

そして、上田から鹿教湯まで車で40分。

スーパーに寄ったので、合わせて1時間とちょっと。

すでにあたりは暗く、両親にはさっさと旅館にチェックインしてもらうことにしました。

 

1日目は上田市国民宿舎である鹿月荘。

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www.kagetsusou.com

 

料金も比較的安価で、温泉、料理も良い。

市の経営ですので、旅館として鹿教湯全体の基準とするならちょうどいいのかもしれません。

 

明日の段取りを少しだけ相談し、僕も家に帰りました。

 

 

2日目 8:00~11:00  鹿教湯探索

昨日は雨。

そして今日は朝から曇り空。

しかし、山の鹿教湯にとってはそれもまた魅力の一部となります。

苔むした岩が冷たい空気を出し、深呼吸が気持ちがいいー!

 

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鹿教湯はアップダウンの厳しい道が多いですが、酸素の多い道なので、

そこまでバテないとの話も聞きます。

だからこそ、リハビリにはちょうど良いんでしょうね。

 足の悪い父も、まだまだ余裕があるようでした。

 

 

1時間ほど歩いたら、少し休憩。

朝のコーヒータイムと洒落込みましょう。

 

鹿教湯のオリジナルブレンドが楽しめる、「おきな菓子舗」。

本格的な器具を使って作られるコーヒーは、

紅茶派の僕も揺らいでしまうほど。

そして疲れも吹き飛ぶ!

3種のオリジナルブレンドに他にも商品がございます。

 

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おきな菓子舗 :: 信州長野 鹿教湯温泉

 

 

 

2日目 11:00~13:00  信州国際音楽村とサントミューゼ

実は僕、大学時代は演劇を勉強していました。

今は全くと言っていいほど芝居に関係していませんが、当時は一心不乱にうちこみ、

やはり今でも、劇場に入るとわくわくします。

 

そんな理由で、僕が上田で見つけた素晴らしいハコ(劇場)がこの二つ。

 

信州国際音楽村は鹿教湯から上田に向かう道のはずれにあります。

少し急な坂を上って見晴らしのいい丘の上へ。

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堂々の絶景!

パノラマでお見せできないのが残念です。

しかしこれは、実際に見ていただかないと実感が湧かないかもしれません。

 

先ほども申しましたが、ここはかなり高い丘の上に位置しており、

このホールは坂を背に作られております。

そのため、上田から東御の町を見渡せるパノラマが背景にあるのです。

そして、東御の先には高い山々が連なる。

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(絵心がなくて申し訳ありません)

上の図のように上田と東御を眺める形になります。

そのため、遠近感が狂い、東御がまるで眼前に倒れてくるように見えるのです。

これはちょっとドキドキする眺めです。

 

また、屋内ホールも用意してあり、木造のホールは音をやさしく反響させるため、

プロの音楽家も認める素晴らしいものだそうです。

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 宿泊施設も用意しており、一度こんな劇場で演劇公演をしてみたいものです。

両親も、こんな施設が有名になっていないのはもったいないと絶賛していただき、

周囲にある様々な花畑も、季節ごと楽しめると意見をもらいました。

 

 

そして車を走らせ、上田市の中心街にある市内最大の劇場、サントミューゼへ。

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(サントミューゼ公式サイトより https://www.santomyuze.com/theater-hall/)

 

客席数1530席を誇る大ホールから、演技、音楽の練習に使える大スタジオ、

さらに上の見取り図を見ていただければわかるように、

庭を囲むようにして、小スタジオが並んでいます。

カーテンを開けていれば、庭からは丸見えであり、

運が良ければ、演劇、ダンス、楽器演奏など、様々なアーティストの練習風景がのぞけます。

 こういった地元民でも気軽に使用できるものから、超有名アーティストの公演などが行われる場所でもあり、それらが活動していることが外からでも一目でわかる構造が、実にユニークだと感じます。

 

 

さて、ついに上田城へ向かおうと言いたいところなのですが、

少々文章が長くなってしまいました。

正直現在の状況では僕の趣味の中で両親が喜ぶ場所を選んでいましたので、次はもう少しメジャーなところに向かいます。

 

両親が喜ぶスポットというのは、価値観、身体能力や好奇心など様々な部分で異なります。

もちろん上田はお勧めいたしますが、このブログを読んでいただいた方も、

自分の両親はどういった場所が好きなのか考えてみると、改めて地元の良い場所が見つかるかもしれません。

 

では、また!