まるほログ

映画やボドゲや地域情報などを気ままに。上田市鹿教湯温泉に住む元地域おこし協力隊のブログです。

引っ越し3か月で考える、上田・鹿教湯おもてなしツアー。(後編)

2日目 13:00~14:00  上田城真田茶屋

 

ついに来ました『上田城』。

ドラマ『真田丸』では中心となっていたこの上田で、印象的な戦シーンが多かったこの上田城

ついに物語の中心は大阪へ移り、真田信繁(幸村)と徳川家康という二人が嵐の中心となって、戦国時代の最終局面に入っていきます。

印象的なキャラクターが続々と退場していく中、最後の大阪での戦い、目が離せませんね! 個人的には一番最初の武田勝頼(平岳大)の死にざまが一番印象的です。

 

 

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(写真 上田城公式サイトより)

さて、その上田城

現在残っているのは写真に写っている、上田城 南櫓・北櫓・東虎口櫓門といくつかの史跡くらい。松本城のようにどでかい天守がありませんので、一見地味に感じますが、自然の多い公園や神社と、のんびり歩くにはなかなか気持ちの良いところではあります。

 

歴史や、細かい内容を挙げだすときりがありませんので、今回は割愛させていただきますが、上田を代表するシンボルとして。

また、今年は真田丸の舞台として、多くの方が訪れる人気スポットとなっています。

 

さっそく上田城を探索しようか、と思ったのですが時間的にはお昼時。

さすがに何か食べないと体が持ちません。

ってなわけで、

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(写真 上田城公式サイトより)

こちらの露店が上田城真田茶屋でございます。

大きなお城には割とある、露店群ですが上田城には今年の4月にできたばかりでございます。といっても予定では12月までの運営なんですが。

 

ここでは信州上田の味にこだわり、地元の特産品を中心に販売をしています。そのため、手軽に信州の味を楽しめるのが良いところ。

父と母は信州名物の「おやき」「五平餅」、上田特産「おいだれ焼き鳥」と、ちょっと安めで昼食をすますことができました。

 

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(写真 上田城公式サイトより)

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(写真 上田城公式サイトより)

 

2日目 14:00~15:00  信州信州上田真田丸 大河ドラマ

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今年の目玉とも呼べる施設です。

真田丸という大河ドラマのためだけの施設。

その開催期間は大河が終わるころの2017年1月15日までと、徹底して大河人気を後押し(便乗)する施設です。

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(写真 上田城公式サイトより)

 

残念ながら館内はほとんど写真が撮れませんが、真田丸に使われた衣装、小道具が並び、歴史的な知識も含め、どのような方法でドラマが撮られたかという部分も勉強できるのが面白いところ。

最後の通路に並ぶ、豪華キャストのサインの数々は、それぞれ役者さんの個性やドラマへの意気込みを感じられます。

 

今年一年のみの真田丸

せっかくの機会に、限定商品にお土産はいかがでしょうか?

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2日目 14:00~14:30  上田城

上田城天守がないことは先ほども説明したとおりですが、

あの門を含め、左右の櫓の中に入ることは可能です。

 

内容は資料展示が主で、そんなに広くありませんので30分以下で一周できると思います。

見どころは、第1次上田合戦、第2次上田合戦の内容をシミュレーションで見ることができるところでしょうか。

言葉だけでは分からない詳しい軍隊の動きを、地形も含めて、分かりやすく学ぶことができます。

 

2日目 14:30~15:30  上田市

 

明日帰ることを考えれば、そろそろ土産でも買っておきたいところ。

上田市ではあらゆるところに観光名所があり、土産や特産品が買えるので、街歩きがてら探してみるのもよいかもしれません。

今回は父、母も結構くたびれていましたので、1時間ほど駅に向かって歩くくらいでした。

その中で、母がぜひとも行きたいと言っていた土産屋さんがあります。

 

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(みすず飴本舗 公式サイトより)

 

このクラシックな建物。

一見昔の銀行のようにも見えますが、こちらはみすず飴というフルーツを原材料とした飴を販売している、お菓子屋さんなんですね。

創業1924年という老舗菓子店であり、建物は国指定登録有形文化財に認定されている、上田を代表する観光スポットの一つなんです。

 

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(みすず飴本舗 公式サイトより)

内装も外観に負けずクラシックな雰囲気が漂う店内。

こんな空間でお土産を選んでいると、なんとも大正時代にタイムスリップした感覚に陥りますね。立派な口髭があるとなお良いかもしれません。

 

と、馬鹿なことを言ってないで、

個人的にこのお店でのお勧めは、四季折々のフルーツ・野菜から作られたジャムです。

そのラインナップはかなりのもので、信州長野の代名詞であるリンゴやブドウをはじめ、食用ほおずき、かりん、ルバーブなど、今まで食べたことのない品も数多く並びます。

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ジャムは試食ができますので、細やかな味の違い、一度も食べたことのない食品をきちんと確かめることができます。

パンに合う、ヨーグルトに合う、お菓子に合う。

それぞれを見極めて、たくさん買って帰りましょう!

 

 

2日目 19:00~21:00  鹿教湯 わんだーれ

 

最後の夜ということで、両親とお酒を飲むことにしました。

場所は、鹿教湯で唯一深夜まで開いている酒処、『わんだーれ』さん。

 

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こちらのマスターには、私生活も含めて、かなりお世話になっておりまして、両親には一度紹介しておきたいと思っていたのです。

 

といっても、両親はその前に旅館でたらふく食事を済ませたあとなんですけどね。

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kakeyu-izumiyaryokan.com

(2日目に両親が泊まった、このいづみや旅館。有名人がいらっしゃることもある旅館です)

 

 仕方がないので、今日はお酒だけにしましょう。

マスターにお願いして、あらかじめ買っておいた、ワインの栓を抜きます。

 

話すことは多く、今日案内した施設をどう利用するか、どう広告するかなど、僕の仕事についてのアドバイスも含めて楽しく酒を飲みました。

 

考えてみれば、両親と3人でお酒を飲むことは一度もなく、また旅行も10年以上も一緒にしていなかったので、僕個人は恐ろしく貴重な体験をしていたことになります。

 

ありがたくも、「案内してくれてありがとう」と両親は言ってくれるのですが、

忙しい中、そして体の調子が決して万全というわけでないのに、わざわざ長野の僕のところまで来てくれるというのは、僕のほうこそ感謝しかありません。

 

親孝行について、考えさせられる旅でした。

 

3日目 10:00~12:00  あさつゆ~生島足島神社

最終日。

といっても時間的には観光する間もなく、帰るくらいしかできません。

鹿教湯は立地的に、上田駅松本駅のちょうど真ん中に位置しています。

そのため、車を使って松本へ行けば、上田から電車に乗るより、1時間以上早く大阪に着くことができ、料金も減らせます。

 

そのため、松本へ車で送っていくことにしました。

(ちなみに、上田ー鹿教湯ー松本間で、高速バスが走っています。本数が少ないので、事前のチェックは必須です)

 

と、その前にちょっと寄り道をしていきましょう。

まあ、寄り道といっても松本から完全に逆方面なんですけどね。

 

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ここは上田市丸子の直売所である『あさつゆ』です。

丸子地域の野菜・果物に加工品、民芸品が並びます。

農家さんからの直売ですので、値段は安く、非常に種類も豊富です。

 

この時期はキノコの季節でしたので、毒キノコの注意喚起も行われていました。

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キノコだけは間違っても、勝手に触らず、採らず、食わずに!

普通に死にますよ。いや本当に。

 

生ものなので最終日に来て、安い野菜と果物をお土産にしましょう。

帰りの電車のお菓子にもちょうどいいですね!

 

 

そこから車で20分程。

有料トンネルを抜けて、向かった先が『生島足島神社』です。

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式内大社 生島足島神社公式ホームページ

 

詳しいことは公式HPを見ていただきたく思います。

というか、僕は由緒とか歴史とかを知らんのです。

 

朱色の建物が非常に美しく、周りの巨大な池と合わさり幻想的で居心地の良い空間を作り出しています。

真田信幸由来の神社もあり、歴史ファンならば訪れる価値のある神社といえるでしょう。また、近くには小さな直売所もあり、ついでに農作物を買って帰ることもできます。

のんびり歩くにはちょうどいい場所といえるでしょう。

 

3日目 12:00~14:30  松本へ

 

鹿教湯で最大の酒店サカエ屋にて、土産のワインとジュースを購入して、松本へ。

アップダウンの激しい山道を、軽自動車で走るのはかなりの負担。

後ろのトラックにあおられつつも、安全運転だけ気を付けて1時間程度で松本につきました。

 

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有名な松本城を代表として、非常に観光スポットの多い松本。

さらには長野の中で最高レベルの都会でもあります。

 

残念ながら今回は時間と体力がありませんでしたので、通り過ぎるだけになりました。

急ぎ足で昼食に信州そばを食べ、駅内で土産を買った後、ワイドビューしなのに乗って、両親は帰っていきました。

 

 

思えばあっという間で、どこまで喜んでもらえたか分かりませんが、

限られた時間の中で、結構バラエティ豊かな場所を見せられたと思っています。

 

今回は両親という、僕にとって低いハードルでしたが、

こういった経験を観光振興に生かしていくのが僕の仕事。

そして、何度も言いますが、はるばる長野まで来ていただいた両親に感謝したいと思います。

 

こんな感じの上田旅行。

読んでいただいた方には、良ければ参考にしてもらえると幸いです。

 

では。