まるほログ

映画やボドゲや地域情報などを気ままに。上田市鹿教湯温泉に住む元地域おこし協力隊のブログです。

蟻にとっての東京から長野

 

f:id:marukochikiokoshi:20161105105837j:plain

f:id:marukochikiokoshi:20161105105900j:plain

 

鎧姿での準備体操。

悪目立ち過ぎる司会でございましたが、なんとかやり遂げました。

 

ただ、鎧の何が厳しいかというと、厚着も重ね着もできませんから、とにかく寒いんです。

あと、道行く普通の観光客の人には、変な人扱いされますし。

 

 

ともあれ、このウォーキングフェスタも思い返せば、1週間前。

ブログの更新が遅れてしまい申し訳ありません。

今週は出張が重なってしまいましたもので……。

 

来週もまた出張で、鹿教湯にいる時間はほとんどなさそうです。

師走が近づいているのが、ビンビン感じられますな~。

 

 

~第57回丸子地域駅伝大会~

さあ、もう寒くなってきたんだ~。

ゆっくりこたつで休もうっと。

 

世知辛い世の中「おい、まだ運動の秋は終わっていないぞ!!」

こたつからズルー。

僕「いやだー。僕は今から食欲の秋だけに専念するんだ-!!」

 

こんなやり取りが、有ったのか無かったのか。

そんなことはどうでもいいとして、

 

 

駅伝!!

f:id:marukochikiokoshi:20161108085205j:plain

 

丸子の皆さんさようなら。

走るくらいなら、地域おこし辞めます。

 

しかし、現実は非常なもので。

僕は気づいたら会場の体育館に入っており、気づいたら第2区(4.2km)の走者として登録されており、気づいたら体操着に着替えていたのです。

 

まじかー。

昔から一番嫌いなイベント。

それが『マラソン大会』。

 

走ったら苦しいし、だからと言って何か報酬があるわけでないし、遅ければ遅いほど指をさして笑われる、悪魔のイベント。

足の遅い僕にとっては、まさに地獄でした。

 

大会のたびに、

「台風来い!」

「今日だけ風邪をひけ!」

「小学校に隕石落ちろ!!」

と祈ったものです。

 

そんな僕が駅伝に。『丸子地域自治センター』として走らなくちゃならない。

地域おこし協力隊ーーつまり便利屋稼業ーーつまり体の良い雑用の辛いところです。

 

 

さて、嘆くだけ嘆いてアドレナリンが分泌されたところで、ついに僕の前の人が見えてきました。(ちくしょう。そのまま帰ってこなくてもよかったのに……)

たすきを持って徐々に近づいてくる。

赤兎馬に乗った呂布が全速力で向かって来るような絶望感。

 

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

と心のなかで叫んでいる間に、たすきが受け渡されました。

 

不思議なもので、スタート直前まではあれだけ「かっか」していた頭も、走り始めると妙に冴えてきて、自分が今最後尾であるとか、残りの距離はどれくらいあるか、など冷静に考えながら走っていました。

僕の足では前の人を抜くのは無理だろう。残りの距離に対して今の速度なら大体20分前後かな? ただこれ以上速度を上げると最後まで走るのは難しいだろうな。

 

まあ、頭が回ったからと言って実際にその通りに動くかは別の話。

結局中盤くらいで、ヘロヘロになっていました。

 

あー。

いかんなぁー。

やっぱ後悔。

走るなんて非生産的なこと僕には向いてないなー。

少し緩めて……

 

そんな僕にとって、朗報とも悲報ともいえる声が届きました。

 

「おーい、がんばれー最後尾ー!!」

 

顔を上げると、商店の店主さんや、通りがかりのおじさんおばさんが手を振ってくれている。

 

「あともうちょいだ! 頑張れよ! 丸子自治センター!」

 

僕の走っていた場所は商店街~市街地で、一番応援の数が多いところ。

道路のいたるところに応援の姿があるわけで。

 

ああ、なるほど。

諦め禁止ってわけですね。

応援という名の強制ランニング装置だこれは。 

 

4.2kmごときで何をセンチな感じになってんだと思われるかもですが、

蟻にとっての4.2kmが東京~長野を縦断する距離であるように、

僕にとっての4.2kmは、未知の領域なのです。

 

 

 残り1km。

自然と頭の中には「サライ」が流れ始め、途中から爆風スランプの「runner」が混じり始め、何故かビートルズの「イエローサブマリン」が頭をよぎってくると、

ついに、ゴールが!!

 

終わる。

やっと地獄から開放されるぞー!!

よっしゃー!! めっちゃ元気でたー!!

 

なんでその元気が道中で出てこないのか、人間の体の仕組みに納得がいかんのですが、最後の応援の後押しもあり、無事に完走。ゴールしました。

 

残念ながら、振替スタートでたすきを繋ぐことはできなかったのですが、それでも途中退場で『記録なし』は逃れたわけです。

「最後尾車」と「救護車」を後ろに引き連れての凱旋は、あまりにマヌケな図柄ですが、応援してくれた人たちの期待を裏切らずに済んで良かった。

 

 

 

なんとか、うちの丸子地域自治センターは最下位を免れたものの、やはり下からのほうが数えやすい順位。

大した力にはなれませんでしたが、なんとかかんとか努力させていただきました。

走るということが、とにかく嫌いなこの僕が完走出来たのは、一緒に走ってくださった自治センターの方々、そして応援してくださった街の方々のおかげだと思います。

 

そうだな。

これを期に、ジョギングくらいは始めてみようかな。

走るっていうのも悪くないじゃない!!

 

 

 

次の日。

筋肉痛、マジムリ……。

もう絶対走らない……。

 

 

 

 

 

1日ペースで写真を更新しています。

興味があったらぜひ、こちらも覗いて下さい。

marukochikiokoshi.hatenablog.com