ボス戦の前にはセーブでしょ! ゲーム脳が紹介する鹿教湯の立地。
かなり今更な話ですが、鹿教湯温泉の立地に関してのお話です。
よくこんな重要な情報をスルーして今まで観光を語っていたもんです。
正直鹿教湯温泉と調べていただければアクセスなんて誰でも分かるでしょ、という慢心ですね。
という訳で、たまには正統派に観光に役立つ情報を流しましょう。
言わば、ずっとナックルボールばかり投げてきて急にストレートを投げる技巧派ピッチャーです。
でもそもそものコントロールが悪いので、結局ナックルボールみたいな無軌道な球になるのはご愛嬌。
「このブログはそんなキャッチャー(視聴者)泣かせなブログを目指しています」
嘘です。
鹿教湯温泉の場所
上の地図を見ていただくと鹿教湯温泉はちょうど長野の真ん中に位置しています。
なので、地図を初めて見た人が思うことは、
「凄い! これなら長野のどこにでも行き放題じゃないか!!」
という意見。
うーん。これは半分正解で半分は微妙(間違いではない、ココ重要)なんですよね。
なぜそんなふうに言葉を濁すのかというと、下のグーグルマップを見てください。
全体的に色が薄く見辛いこと申し訳ない。
さて、グーグルマップの赤い印が鹿教湯温泉なのですが、見ていただくと鹿教湯という場所は山に囲まれた谷のような立地にあることが分かりますね。
その谷を沿うように上田と松本を道路が横断しています。
山の信州と言われるほど、長野県はその土地がほとんど山なので、近いように見えて大きく迂回しなくてはいけない事が多いのです。
つまり直線距離では中心に位置していても、結果迂回することで時間は思ったよりかかるということがあり得るわけですね。
よくゲームで「いや、その壁乗り越えたらいけるやん!!」ってなる感じのあれです。
鹿教湯も北と南を山に囲まれた位置。したがって、縦方向の移動が必然的に鈍くなってしまうのです。
直線距離で言えば大した距離でない『長野』や『諏訪』にも、横移動分の迂回時間が掛かってしまうわけですね。
上田⇔鹿教湯⇔松本
しかし、だからといって中心部分の立地がマイナスになることはありません。
上の地図でも分かる通り、特に上田と松本間においては完全な中心に位置し、上田市と松本の関所とも言える三才山トンネルの付近に鹿教湯温泉は鎮座しています。
大体車でそれぞれ40~50分程度でしょうか。
RPG的に言えば、めちゃくちゃ長いダンジョンの途中にあるセーブポイント的な存在(※1)です。山道もかなり優しいものなので、安全面でも上田ー松本間の移動に一役買っているのです。
鹿教湯からの移動
上田と松本の中間に位置することで、車移動での休憩場の役割を果たすということになれば、今度はその使い方です。
前述で述べた通り、確かに直接『長野』や『諏訪』へ行くには微妙な位置取りになってしまうのですが、例えば旅行のプランとして、
1日目「諏訪→松本→鹿教湯」
2日目「鹿教湯→上田→長野or軽井沢」
という長野を移動しながら旅行する方法。
1日目「軽井沢→上田→鹿教湯」
2日目「鹿教湯→松本→諏訪→鹿教湯」
3日目「鹿教湯→長野」
なんていう鹿教湯を中心とした修学旅行みたいなプランを実行することも可能です。
どうですか?
これだけでも、なんだか広大なフィールドマップでチョコボ(※2)を乗り回してる気分になるでしょう?
ポケモンをやっていた世代としては中間点である鹿教湯は、ヤマブキシティ(※3)を思い出します。
さらに上田駅と松本駅を利用できるので、関西、関東からの特急電車、新幹線移動に対応しています。
ちなみにその場合は、鹿教湯までのアクセスにはバスを利用することをオススメします。とくに松本行きのバスは1日に2回程度なので注意が必要です。
平日の場合(上田、松本)
土日祝日の場合(松本)
いかがでしょうか?
あえて今回はただ長野の中心であると言わずに、実際移動する立場に立ってきっちりとシミュレーションしてみました。
短い期間であれ、長期であれ、鹿教湯を中心に長野の観光地を回るのは、結構賢い方法だと思います。長野というのは都会の人から見れば、山だらけの面倒くさそうなダンジョンに映るでしょう。
しかし、きちんと地図を持って計画を立て、
セーブポイントの位置を覚えておけば全クリは容易なはず。
みなさんもボス戦(主要観光地)の前に回復は怠らず、きちんとセーブしましょう!!
ちなみに、裏ボスは『草津温泉』です。(※4)
きちんと(旅行)レベルを上げて物理(または交通費)で殴りましょう。
読んでも読まなくてもいい注釈
※1『めちゃくちゃ長いダンジョンの途中にあるセーブポイント』
長時間ゲームするプレイヤーのためにダンジョンで一旦セーブできるポイント。いわゆるキリの良いところ。
ここにたどり着くまでに、母親から「いい加減にやめなさい!!」と叱られるかどうかが腕の見せ所。
近くに回復アイテムがあれば、間違いなくボス戦だ。
※2『チョコボ』
某有名RPGに登場する人を乗せて運ぶ鳥。
看板キャラだけど、シリーズによって必要度がグッと変わる。
FF7の裏技のために、『チョコボの不思議なダンジョン』を買った人も多いはず。
※3『ヤマブキシティ』
ポケモンに登場する、東西南北の町をつなぐ大都市。
ゲーム中盤まで通ることができなかったり、アニメ版のジムリーダーがめっちゃ怖かったり、ロケット団に占拠されたりと、あんまりいい思い出がない。
※4『裏ボス』
ゲームをクリアした後に戦える最強の敵。
たいていありえない強さでプレイヤーにトラウマを植え付けるが、ネットへのゲーム動画投稿のせいで、むしろどれだけ早く殺せるかのターゲットにされがち。
特に筆者は『メダロット2』のラスボスと裏ボスを推す。
本当に、もう、勝てる気がしない。
ツイッターと一言ブログやってます。
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