「帰ってきたアキレンジャー! 読書の秋に緑の山に」
ってことは、芸術の秋はつまり……!
危険な香りがする……。
この話はもうやめよう。(BPO的に)
「読書の秋」と「芸術の秋」
いわゆる文科系の秋コンビです。
興味のない人には徹底的に、興味のない分野かもしれませんね。
食欲やスポーツは興味以前に、生活の一部分に組み込まれてるけど、
本をよむ、文章を書く、絵を描く、演劇や映画を見る、音楽を聞く・奏でる、なんてのはやらない人は徹底してやらないし苦手だもん。
僕も、そこそこ文化系の技術を持っていると自負していますが、
「音楽だけは駄目です」
リズム感が、とにかくないのです。
あの叩くだけでいいシンバルすら下手だ、と学校の先生に怒られたことがあるんですから、それはもう筋金入りです。
もう学校の小学校の授業とか本当嫌いです。
鍵盤ハーモニカなど滅べ、と何回思ったか。
まあ、「カラオケ」や「曲を聞く」のは好きなんですけどね。
そんなもんです、芸術の価値なんてのは。
読書の秋
さてさて、僕の話は置いておきましょう。
それでは今回は「読書の秋」について。
人は気温が14~16度くらいが一番集中できるそうです。
確かに秋の居心地の良い天気は、読書に限らずスポーツにも睡眠にも快適なサポートを約束してくれます。
ちなみに「読書の秋」が日本に広まったのは、
中国の文人、韓愈(かんゆ)の“灯火親しむべし”(秋の夜は明りを灯して本を読むのに最適だ)という詩を、夏目漱石先生が『三四郎』の文章の中で紹介したからだそうです。
さすが漱石先生。「月が綺麗ですね」
当然ながら、読書は娯楽だけでなく、勉学においても非常に重要なスキルです。
受験のさなかの学生達にはむしろ「勉教の秋」といった方がいいかもしれませんね。
それでは、丸子で一体どのようにして「読書の秋」を楽しむのか?
元も子もないことを言いますが、
「そんなもんどこでもできるわ」
だってさー、文化系の楽しみって、結局「家」なんですよ。インドアなんですよ。
カフェで読もうが、移動中の電車で読もうが、原っぱで寝そべりながら読もうが、それはもう「自分の好き好き」。
つまり、読書を専門的に楽しむお店や施設は『ブックカフェ』や『漫画喫茶』、『図書館』のような観光地とはちょっと違うものになってしまいます。
まあ観光地になっちゃうくらい、巨大でイケメンな図書館もあるんですけどね。
引用元国際教養大学公式サイト
北区立中央図書館の夜 posted by (C)ぼーもあ
しかし、観光においての読書というのは、多くの人にとって息抜きの意味合いが強いかと思われます。電車の移動中、バスの待ち時間、入った喫茶店でちょっとページを捲る。
若い人には、読書と言っても、漫画くらいしか読まないという人も多いでしょう。ここ最近では「活字離れが進む」といって、携帯電話の液晶を見ている割合も増えてきましたね。
でも、それでもいいんです。
読書というのは、「気分良く、一人の時間に浸れる」ことが何より大切だと思います。
今回紹介するのはそういった、「こういうところで本を読んだら、気分がいいだろうな」というスペースです。
ただし、本来読書をするためのスペースではないものも含まれますので、長時間の読書に関しては個人の裁量におまかせいたします。
土産 清凉堂
土産 おきな
以前、温泉饅頭についての記事でも紹介させていただきましたね。
鹿教湯にはお土産屋さんと併設して、お茶ができる喫茶店あるのです。
地域のお菓子を食べながら一服。
集中力が増す温かい珈琲。
お供には、一冊の文庫本。
絵になりますね~。僕も一番読書や勉強が捗るのが喫茶店です。
店の香りとか落ち着く空間が、集中力を高めるんですかねぇ。
詳しい情報は下の地図とリンクをどうぞ。
交流センター 足湯
せっかくの温泉街なのですから、読書しながら温泉に入りましょう。
ということで紹介するのは足湯!
鹿教湯の観光協会も兼ねる交流センターの横にあります。
無料の駐車場も目の前にありますので、気兼ねなくゆっくり足を休められるのでオススメ!
まるさんかくしかく堂 丸子町
丸子の中心街の方にある、お茶と本と雑貨を楽しめるロハスな雰囲気を漂わせる建物がこちらです。
落ち着いた雰囲気と、独特な本棚が非常に目を引きますね~。
車で走っていると、ふいに目に留まるそんな外観も実に、良いです。
(現在、休業中です。2,017/9/20現在、下記サイトより)
Books&Cafe まるさんかくしかく堂 - まるさんかくしかく堂ページ!
丸子図書館
読書を語るのに、図書館の存在を語らないわけには行かないでしょう。
この近代的な建築を感じさせる、丸子図書館は丸子地域で最大の(唯一かも)図書館。
本のラインナップは、地域の歴史などの古いものから、最新の小説まで幅広く揃えています。あくまで機能は地域の図書館に留まりますが、一番安心して読書ができる空間であると言えるでしょう。
鹿教湯の自然
文殊堂 境内
トリミーロード~月見堂
秋をダイレクトに感じたいなら、鹿教湯の紅葉が楽しめるスポットもいいかもしれません。鹿教湯は静かな温泉街ですから、周りの音に集中力をかき乱されることはないでしょう。
文殊堂の境内にはベンチがいくつかあり、月見堂の櫓は、道中までの道のりが結構険しいですから、観光の一休みにちょうどよいでしょう。
ただ、鹿教湯の秋は、ちょっと肌寒いかもしれません。
信州国際音楽村 花風里
自然は自然でも、広大な山の景色を楽しみながら読書をするのはいかがですか?
信州国際音楽村はイベントがない限り、ゆっくりと腰を下ろして景色を楽しめる場所です。また隣接している『花風里』というちょっとした飲食・喫茶店もあります。
大草原の小さな家のような空間を過ごしたい、という方には是非行っていいただきたいですね!
高難易度 丸子城跡
丸子の中心街の方には、かつて戦が繰り広げられたという丸子城。
その跡地が山の天辺にあります。
そこには見晴らし櫓があり、丸子を一望できるパノラマが望めます。
秋は空気が澄んで、体も動かしやすいし15分程度の登山で済みますから、家族連れでも大丈夫! 楽しいピクニックになりそうです。
ただ、そこまでして本を読みに行く根気があればの話ですけどね。
番外編
上田~鹿教湯~松本 バス
人によっては、バスで文章を読むというのは遠回しに「自殺」とも呼べる行為ですが、上田から鹿教湯、鹿教湯から松本まではバスで1時間以上の移動時間があります。
この間、さすがに外を見続けるのは暇だという方には、読書するスペースとして有効です。
ただし、推奨はしません。山道のドライブに、あなたの「三半規管」が耐えれればの話です。
上田市内
丸子からは離れてしまいますが、上田市の商店街などではおしゃれな喫茶店をちらほら見かけます。
上田市は真田幸村のイメージで、赤いのぼり旗や、活動的なイメージですが、
もともと歴史のある地域なので、古民家カフェやモダンな雰囲気のお店が結構あるんですよね。
上田の観光の際は、ちょっとぶらっと探してみてもいいんじゃないでしょうか?
さあ、読書の秋も終わりました。
正直書いていてこんなに話を広げられるとは思いませんでしたが、なんとか丸子・鹿教湯の読書の秋を楽しめるスポットは紹介できたかなぁ、と思います。
読書っていうのは、趣味としては時間がかかるタイプの趣味です。
その代わり、安価で非常にフットワークが軽く、旅先のどんなところでもページを捲ることができます。
メインの目的にはならないものの、きちんと観光の手助けをする。
そんな地味ながら、きちんと役目をこなすところに「グリーン」の仕事人なイメージを感じさせるのです。
よかったら、今まで読書を避けていたあなたも、観光のお供に本を買ってはいかがですか? ちょっとした空き時間に、意外な発見があるかもしれませんよ。
(漢字読めんかったわ……)
どうでもいけど、個人的には一人旅の時は、ハードボイルド系の小説がオススメ。
なんか「おれ格好いい」って気分になれるぞ。
あと、旅先で荷物を減らしたい人は、コンビニなどに売っている雑誌系の本もいいかもしれません。
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