飯テロ注意!! 孤独のグルメ in 鹿教湯 わんだ~れ激動編
みんな!
今年一年良い子にしていたかな!!
サンタさんは良い子にだけプレゼントをくれるというぞ!
みんなは何をもらったかな!
僕は道端から釘をもらったぞ!!
今年一年、悪いことばかりしていたからだな!
はぁ……。
さて、今年も残すところ、あと6日。
そういう風にいうと、案外まだ日にちがあるように思えるけど、
ここから先は仕事やイベントの対応に追われるので、息をつく暇もなく年越しを迎える気がします。
特に今年(来年か)は家族がこっちで年越しをしたいと言ってくれて、
まあ嬉しいのが82%くらいなんですが、正直年始にこっちに来ても、
やってる店もないし、道は混むし、寒いし、忙しいし、疲れるしというのが残りの18%。
27年間、「正月は休むもの」と考えていた僕にとっては、井の中の蛙が冬の海に投げ込まれたあげくアメリカまで泳ぎきれ、と言われたようなものなわけです。
まったく、うちの家族は唐突にノリと勢いがカンストするんだから、困ったものです。
まあ、氷灯ろうの時期を選んで、家族全員で旅行してくれるというのは、やっぱり素直に嬉しいんですけどね。
さて、そんなこんなで家族を泊めてくれる旅館も何とか目処をつけ、きちんと朝食夕食の都合できたのですが、
最近は素泊まりができるお宿も増えてきました。
かくいう鹿教湯の旅館も、多くのお宿が素泊まり、朝食のみのサービスを始めており、様々なお客様に対応できるようになってきています。
宿泊のコストも抑えることができ、若者でも敷居が高くない、泊まりやすい旅館が増えていくのは今の観光スタイルの流れなのかもしれません。
しかし、やはり腹は空くものです。
僕はよく朝ごはんを抜いて、友人などに叱られるのですが、基本的には三食しっかり食べるのが人間の性。
自分で料理できる環境ならまだしも、
素泊まりということは、別枠で食事の都合をしなくてはいけません。
せっかく観光地に来たのにコンビニの弁当ってのもなー。
鹿教湯はコンビニまで坂道降りないと行けないし……。
ということで、必然と必要になってくるのが飲食店です。
以前作った地図が役に立つ時が来ましたね。
わりと好評みたいでうれしいです。
地図を見ていただければ分かりますが、鹿教湯温泉にはいくつかの食事処があります。
朝ごはんなんかは、喫茶店や、お土産屋さんなんかで済ますのもいいかもしれませんが、問題は昼食と夕食。
特に素泊まりを考えている方にとっては、夕食ができる飲食店は必須です。
年末に向けて、稼ぎ時でもある飲食店。
せっかくなので、今回は僕が行きつけにさせてもらっている居酒屋、
「呑み食い処わんだ~れ」について書いていきましょう。
孤独のグルメ in 鹿教湯 〈わんだ~れ編のはじまりはじまり~
(ゴローちゃんほどは喋りません)(※1)
呑み食い処 わんだ~れ
まずは立地から確認しましょう。
場所は鹿教湯温泉街の中心部、そこから観光名所である文殊堂や共同浴場の文殊の湯へ向かう道は「湯端通り」と呼ばれています。
おそらく鹿教湯温泉に観光に来た方が、一番多く通られる道でしょう。
その湯端通りにわんだ~れはあります。
外観の雰囲気が、いい具合に昔ながらの居酒屋っぽくていいですよね。
鹿教湯は夜中に開いている店舗が少なく、周囲は旅館なので、必然とこのわんだ~れがよく目立っています。
中々の好立地と言えるかもしれません。
しかし、このわんだ~れの良いところは「立地が良いから」なんて、駅前に乱立するコンビニ程度の理由ではありません。
早速中に入ってみましょう。
この有象無象感。
色んな人がいて、勝手に話し合って、勝手に盛りがって、勝手に酒盛りが始まる。
そんなノスタルジックな世界が広がっています。
この写真を見て、なんとなく察していただけたかもしれませんが、
このわんだ~れは鹿教湯温泉に住む、地域住民の方が多く利用しています。
その為、地域のイベントや総会などの打ち上げに利用される機会も多く、金土日などはお祭り騒ぎなることも多々。
カラオケが設置されており、2次会としての機能もバッチリなのです。
しかし、地域の方が多いとなると、一見さんである観光客、まして一人で泊まりに来ている人には入りづらいのかも……。
なんて、ことはありません!!
とにかく店長のノリが良く、一見さんの観光客にも話し相手になってくれます。
さらに鹿教湯の民も、ベロベロになってくると他人に絡んでくる習性があります。
カラオケなんか始めると、店一丸で大熱唱なんて珍しくもありません。
ここで明日の観光情報を集めるもよし、シックにウイスキーを傾けるのもよし、友人を増やすのもよし、彼女にフラれ落ち込んでいる友人を失恋ソングで泣かせるのもまた一興。
アットホームを越えて、もう「実家」な店の雰囲気ですね。
わんだ~れのグルメ
さて、お店の雰囲気もそこそこに、そろそろグルメについて書いていきましょう。
早速メニューをペラリ。
これは、すごい種類のお酒だ……!
ここわんだ~れでは、店長の趣味なのか、とにかくお酒の種類が豊富。
上田の地酒もさることながら、こんなに海外ビールの種類が揃う居酒屋もなかなか珍しいかもしれません。
特に観光客には、日本酒の「利き酒セット」がオススメ!
ここで味を確かめて、次の日に隣りにある酒屋でお土産に買って帰るという楽しみ方ができます。
さらにあの椀子ヴィンヤードも取り扱っているので、結構ワイン好きには知られた場所だそうです。
本当に豊富だなぁ……。
さあ、それでは僕も我慢できませんので、そろそろ注文させていただきましょう。
写真の瓶ビールは、「レーベンブロイ」
美味しいことで有名な、ドイツビールの中でも、比較的ポピュラーなものですね。
柔らかい口当たりに、癖の少ない味わいが、真面目で規則正しいドイツらしさを感じさせます。まさにビール界の優等生。
生ビールもいいんですけど、一人で飲む時には、こういう小さな瓶ビールを直接口にあててグイッといくのが最高だと思います!
行儀の悪さも、ある意味では食を楽しむ時に必要なのかもしれません。
そして、手前にあるのが、いわゆるお通し。
ここわんだ~れのお通しは、店員さんが本当に気まぐれに作っているんで、基本的に毎日違うものがでてきます。
今日は合鴨にシーザーサラダソースをかけるという、シンプルすぎる旨さ。
もちろん組み合わせは抜群なので、さくっと食べてしまえました。
それではメインの方にいきましょうか。
わんだ~れでは地図の説明にも書いたとおり、定食もやっています。
カレーにラーメンまであるというのは、夜しかやっていない居酒屋としては珍しいですよね。
今回は定食系のガッツリしたものは食べませんが、いくつかサンプルとして貼っておきましょう。
そういえば、この鹿教湯温泉ラーメン、なんと温泉で作っています!
なんとも温泉街らしい工夫です。
味はオーソドックスな醤油味。スープの味がなぜか優しい。
飲み会の後、お腹はパンパンなのになぜかラーメンだけはいけちゃうって方には、ぜひ食べてほしいですね!
それではお次の注文いきましょうか!
いい色ですね~。
お酒のツマミとしてだけでなく、ご飯との相性も最高そうです。
この食欲をそそる料理は、「美味だれ鳥焼き」といいます。
多少上田に詳しい人ならば聞いたことがあるかもしれませんが、
上田が推奨しているB級グルメに「美味だれ焼き鳥」というものがあります。
これはその串がついてないバージョン。
詳しい内容は下記のサイトに載っていますが、簡単に説明すると、にんにくと醤油で作ったたれを焼き鳥につけて食べるというもの。
B級グルメらしい、どストレートな味付けですね。
この美味だれですが、実は上田内のお店でも色々と味が違います。
にんにくの量とかの調整でしょうかね。
そのため、これが美味だれの味だ! というのが伝えづらいというのが本音であり、それぞれが「あそこの美味だれはおいしい」という店舗込みの情報が主流です。
こういうふわっとした感じもB級っぽいですね(笑)
そして、ここわんだ~れの美味だれ鳥焼きの特徴は、
「とにかくご飯がススム君」
キノコと胡椒が良いスパイスになっていて、串に刺した焼鳥よりも量も多く食べやすい!
丼いっぱいのご飯が欲しくなる衝動に耐えられない方は、定食でもありますのでそちらもオススメです!
そして横の透明な飲み物。
ここまできて、「水です」
なんてことは流石に言えませんよね。
どんだけ、お酒の種類が豊富だとか、お酒と合う料理だとか言ってきたんだって話です。
あれだけ美味しそうな料理と一緒に飲むんですからね、もちろん!
そう。「水です」
というのはもちろん冗談。
このお酒は、上田市の地酒である「亀齢」というお酒です。
僕は上田の地酒の中では、ぶっちぎりでこのお酒が好きです。
上田市に関わらず、水のきれいな長野県では、非常に質のいいお酒がたくさん作られています。
そのため、美味しいものを選んでくれと言われると、ここらへんにあるものは全部美味しですよ、と適当に返事をしても外れることはありません。
そんな激戦区の中で僕が選んだのが、この「亀齢」なのです!
品のいい香り、味わい。
飲みやすい口当たりなのに、しっかりとアルコール分を感じさせ、料理と一緒ならば料理を引き立たせながら存在感を出し、単品ならばゆっくりと酔を味わえる、大谷翔平ばりの二刀流。
お土産に自信を持ってオススメできる、非常に良いお酒です!!
そして昨日はクリスマス。
一人寂しい男に、ケーキのおすそ分けをいただきました。
聖夜に居酒屋で食べるケーキは、ちょっとしょっぱいような暖かいような。
いろいろなこと
さて、わんだ~れのグルメいかがだったでしょうか?
観光客にとっても、利き酒や地元料理など、非常にオススメできるラインナップですね。
このわんだ~れでは、非常に多くのお客さんが訪れ、その中には歌手であったり、旅館の主人だったりが普通にいたりします。
今日泊まったお宿の主人が、横で酔いつぶれているなんてよくあることです。
そんなわんだ~れだからこそ、季節に合わせたイベントや企画を行っている時があります。
お店の中でコンサートが行われるときもあれば、(ちなみに真ん中の人が店長さん)
ハロウィンイベントの為にカボチャを作ったりすることも。
色んな人が集まる、わんだ~れだからこそできる取り組みですよね!
お手本にしたい地域振興の形だと思います!!
下はLINEの公式サイトです。各情報はこちらからどうぞ!
ちなみに公式のサイトでは、営業時間は18:00~23:00。
定休日は火曜日となっております。
しかし、このわんだ~れの本当の終了時間は、
「お客さんが帰るまで」だそうです。
最長で次の日の5時までやっていたこともあったそうな。
愛(サービス精神)で空が落ちてくるぞ、これは。
今月は31日オールナイト営業だそうです!!
こりゃめでてーな。
こんな鹿教湯温泉の夜のオアシス。
「呑み食い処わんだ~れ」にどうぞお越し下さい!!
さあいっぱい宣伝もしたし、今日も一杯やりに行くか!
あれ、今日は火曜日……。
あいてない……。
※1 孤独のグルメ
おそらく日本でいちばん有名なグルメ漫画。
主人公の井之頭五郎が、ただいろんな店に立ち寄り、頭のなかでぶつくさ言いながらご飯を食べる、それだけの漫画。
だけど何だか不思議とスラスラ読めてしまう面白さ。
ドラマ化もされている。
ちなみにボケてやコラ画像なんかでよく五郎が食い逃げしようとしたりしてるけど、もちろんそんな悪党な描写はない。店長にアームロックかけるくらい。
ツイッターやってます。
興味があれば下からどうぞ!