「Why? Today?」 もし鹿教湯温泉でホワイトデーを迎えてしまったら。
ホワイトデーですか……。
珍しい、月をまたいでの連結イベントですね。
バレンタインにチョコレートを貰った男性(最近では同性同士でも)が、お返しにプレゼントを渡す。
何とも男女の微笑ましいイベントに感じますが、なかなかこの一ヶ月という期間は恐ろしいもの。
その間に女の子は「指輪…指輪…」と呟きながら、かる~く欲しいものアピールしてきたり、
しれ~っとムードの良い、お高い展望レストランの予約を勧めてきたり、
そこはかとなく、将来子供が生まれたら~みたいな話を出してきたり。
焦らせば焦らすほど相手の期待値は高くなっていく。
一ヶ月という長い期間は、貰ったチョコレートの値段を熟成させて価値を釣り上げていくもの。
あれ? もしかして闇金みたいなもんなんじゃないかな。
「彼氏ハン……約束のお返しいただきましょか……」
(ホワイトデーを控える全国の彼氏が見た彼女)
男性のプレッシャーは中々大変そうですね。
この投資術は見習いたいものです。
まあ、僕には関係ない話だけど \(^o^)/オワタ
ちなみにこのホワイトデーという名前には、3つの起源があり、それぞれがけっこう説得力のある持論を展開しています。
その3つの起源というのは、
「不二家・エイワ説」
「石村萬盛堂説」
「全飴協説」
以上の3者。説という言葉でくくると、急におどろおどろしい昔からの言い伝えみたいになる不思議。
全部がお菓子に関連したお店や協会なので、起源の内容は大体同じです。
まあしいて差異を上げるなら、
不二家は、シンプルにバレンタインのお返しとして制定。
石村萬盛堂は、女の子から要望があってマシュマロを贈る日として制定。
全飴協は、宗教やら歴史やらのやたら堅苦しい理由で制定。
みたいな感じだと覚えていただければ結構です。
まあ、一番最初に3月14日にキャンペーンを始めたのは不二家らしいので、他の2者はそこに理由をつけて「ホワイトデー」と制定した、というのが有力かもしれません。
まあどっちにしても女の子には嬉しく、男には責任があり、お菓子会社は潤うというイベントが出来上がったわけです。
詳しくはWikiで調べて下さい。
鹿教湯温泉のホワイトデー(スイーツ)
さて、ホワイトデーとは男の度量とお財布事情を量り、お菓子メーカーのマーケティング戦略だという、むしろ腹黒さ渦巻くブラックなイベントであることが分かりました。
しかし、だからといって男たるもの、貰った施しには多少の甲斐性を見せたくなるもの。
そして、せっかくチョコレートというお菓子を貰ったのだから、同じお菓子を返そうと思うのは自然な話。
でもそんな3月14日。
あなたは、うっかり鹿教湯温泉に来てしまった!!
しまった!! 温泉街なんて和風なお菓子しか置いてないよ~。
(別にいいじゃん……)
というあなたへ朗報!!
鹿教湯温泉にも、洋菓子のお土産があるのです!!
とうことで、以前告知しておりました、鹿教湯温泉のスイーツ(洋菓子)の紹介をさせていただきたいと思います。
甘酒アイス (お米のお兄さんプロジェクト)
写真:http://saihokuso.info/blog/2014/07/post-303.php
いきなりアイスかよ!!
とはいうものの、今の長野では少し寒いけど、アイスも立派なスイーツ。
もしかしたら都心部に住む人達は、そろそろ食べたくなってくる季節かもしれません。
そしてせっかく観光に来たんだから、地元の素材を使ったお菓子を食べたいっていうのが観光客の性ってもん。
そして日本人といえば米を食べなくてはいかん!!
ってことで、地元の青年部が率先して取り組んでいる「お米のお兄さんプロジェクト」からお米を使ったアイスこそが、この甘酒アイスです。
名前の通り、甘酒を使ったアイスなんですが、容器のデザインはお酒というイメージを崩さず、乳製品らしい高級そうな色使いがオシャレですね!
パッケージのお米のロゴが、可愛らしくも品の良い印象を与えます。
開けてみると、容器のフチまでぎっしり!
ただ、蓋一枚で閉じており、密閉するビニールシートなどがないので、暑いところに置いておくと溶けてそのまま溢れてしまう可能性があります。
そのため、できるだけ早く食べるか、きちんと保冷できるようにして持ち運びましょう。
さて肝心の味ですが、そもそも甘酒嫌いの人というのは、けっこうな確率でいると思います。あの甘酒の独特の辛味は、たしかに「うっ!」となりますよね。
かくいう僕もそこまで甘酒が好きというわけじゃありません。
しかしこの甘酒アイスですが、ぜひともそういう甘酒嫌いの人にも食べてほしい!!
食べてみると、たしかに甘酒の香りや味はするのですが、冷たさと程よい甘さと辛さ、そしてアイス独特の舌触りで、後味がすーっと爽やか。
甘酒の良いところだけを、うま~く使っているって感じですね。アルコールも入ってません。
食べているとちょっと塩気が欲しくなるので、マカダミアナッツやピスタチオなんかと一緒にいただくと最高でしょう!
(そう考えるとやっぱりお酒らしい味なんだなぁ……)
甘酒らしさを残し、アイスとして独特な個性を持っています。
食べやすく、食後のデザートなんかにはぴったりなので、ちょっと新しい味を冒険したいなと思われるのでしたらオススメの一品です。
なお、鹿教湯温泉ではいくつかの旅館、と「サカエヤ」という酒屋で扱っています。
もし興味を持って頂けたなら、お問い合わせ下さい。
●営業時間 8:30~19:00
●定休日 火曜
●連絡先 0268-44-2314
アップルパイ (さいとう菓子工房)
さて、長野県の名産品といえばリンゴです。
そのため県内にはいろいろなリンゴを利用したお菓子があり、それぞれの観光地などで人気の商品となったりしてますね。
特にリンゴのお菓子といえば、まず最初に思いつくのはアップルパイではないでしょうか?
国によって形や作り方も様々で、日本でもホール型のものとスティック型のものがあり、そしてどっちもアップルパイと呼ばれているもんですから、ややこしいったらありゃしない。
さてそのアップルパイですが、この鹿教湯泉でアップルパイといえば、「さいとう菓子工房」のアップルパイがオススメです!!
「さいとう菓子工房」は鹿教湯温泉で一番大きなホテルである「斎藤ホテル」の系列のお菓子屋さんです。
中にはアップルパイだけでなく、甘酒プリンのような独特なお菓子から、ショートケーキなどの一般的な洋菓子も販売しています。
そのため、誕生日やクリスマスなんかで急にケーキやお菓子がほしいときでも、いちいち町まで降りなくても良いのが嬉しいですよね。
そのさいとう菓子工房が、イチオシ商品として売りだしているのがこのアップルパイ!
スティックタイプのアップルパイは、持ってみるとけっこう太く中々食べごたえがあります。
また真ん中で包装を脱がすことができ、手を汚さずに食べることができるのもいいですね~。
ただアップルパイの例に漏れず、パイの欠片がポロポロ落ちてしまうので食べ歩きに関してはお察しください……。
さて、お味に関してですが、「甘すぎずリンゴの素材を活かしている」というのが特徴でしょう。
アップルパイに限らずリンゴ菓子は元々の甘みが薄いため、シナモンやらなんやらで別の味付けをすることが多いです。
しかし味付けもやりすぎると、リンゴらしい風味を損なうこともありますし、甘すぎるのが苦手な方もいらっしゃいます。
アメリカのアップルパイなんかはけっこうそういうのが多いですね。
(あれはあれで大味で美味しいですが)
その点、さいとう菓子工房のアップルパイは外はサクサク、中はしっとりとしたリンゴがしっかりと入っていて、リンゴそのものの甘みがしっかりと味わえます。
そのため、甘みは薄いのですが茶菓子としては非常に良く、どんな飲み物にも合わせることができるオールラウンダーといえるでしょう。
また菓子工房の中には休憩場があり、買った商品をトースターで焼いて食べることもできます。
素材も国産、地産地消にこだわり、アップルパイのため選びぬかれたものを使用しているので、鹿教湯にきたら是非食べていただきたい一品ですね!!
さてさて、予告どおりホワイトデーにぴったりな洋菓子特集でした。
みなさんが持っている鹿教湯温泉の雰囲気と大分違ったのではないでしょうか?
まあ和菓子にしても洋菓子にしても、観光地でしか買えないものをその場で食べたりお土産にするのは旅行の醍醐味です。
それがホワイトデーみたいな記念日ならなおさら。
全国全世界の男子諸君!!
ホワイトデーのお返しには、鹿教湯温泉に旅行なんてのも良いんじゃないか!!
これぞ、観光振興の仕事。なんてね。
今週のお題「ホワイトデー」
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