信州桜に浪漫の嵐!! 乱れ咲けすいせん祭り!!
今週のお題「お花見」
春といえばお花見。
すでに新入生、新社会人の方々は先輩たちのお誘いで貴重な休日を使いつつ、愚痴と自慢を聞かされたり、お酌に励んだり、ありもしない一発芸をやらされたりと、社会の黒い荒波を楽しまれているかと思います。
「まあ、僕が入った会社ではそんな事全然ありませんでしたけどね!! いやー、仕事がはかどるはかどる!!」
「呼ばれなかっただけなのでは?」
さて、そんな事実からは都合よく目をそむけて、
上田の桜の開花状況は、一斉に満開というわけではなく、場所によりけりといったところでしょうか。
(写真 http://www.ueda-cb.gr.jp/uedajo/event.html より)
例えば、上田でも比較的標高の低い上田城あたりではもう桜が満開に咲き誇っていますが、我らが鹿教湯温泉では日当たりの良いところだけが、ぽつぽつと空気を読まずに花開いています。
僕の家の近くの桜も、去年は5月のGW後くらいにきれいに咲いていました。
まあ、逆にいえば長い期間で桜を楽しめるということになるのかな。
桜といえばアメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンの逸話に出てくることも有名ですね。
少年ジョージが桜の木を折り、父親に尋ねられたところ「自分がやりました」と答え、正直に答えたため許された、というお話です。
悪いことをしたら、正直に名乗り出ましょうというしつけのお話ですね。
父「ただこの桜の木、明らかに悪意をもってへし折ってへん?」
ジョージ「……」
ちなみにこの時代のアメリカに桜の木はなかったそうです。※1
さて、話が逸れました。
いよいよ丸子、または鹿教湯温泉付近で桜を楽しむオススメスポットを紹介していきましょう。
今回取り上げるのは2箇所!
丸子の『岩屋観音堂』と宮沢地域の『独鈷山 千本桜』です!!
「岩屋観音堂」
何度も紹介してますね。たしか去年も書いたかな?
ここは岩肌に作られたお堂で、そこへ登る参道に桜が咲き誇ります。
けっこうな斜面なので、桜がより密集するため、本数以上に迫力のある姿になります。
(4月3日 現在)
ただし、桜はまだちょっと早いですね。あと一週間ってとこでしょうか?
この斜面全体に桜が埋まるの楽しみにしておきましょう。
続いて「独鈷山 千本桜」
こちらは鹿教湯温泉から車で7~8分の場所にある、宮沢という地域にある桜の名所。
霊泉寺温泉に入っていく道の少し手前です。
詳しい場所は下記リンクより
千本桜と言うだけあって見ごたえは十分。
やっぱり花見というのは、桜を見るだけでなく周りに人がいてこそ楽しい、という人もいるでしょう。
しかもここは独鈷山に登る山道入口になっていますので、お花見がてら春登山なんていう自然を満喫できるロケーションになってます。
ただしやっぱりまだちょっと早いのか、桜は咲いていませんでした。
(3月30日 現在)
早く、桜いっぱいの写真を撮ってみたいですね!!
信州国際音楽村 すいせん祭り
花見といっても、桜だけが春の花ではありません。
丸子地域で桜以外の大きな花のイベントと言えば、信州国際音楽村で開催されている、「すいせん祭り」です。
すいせん祭りといっても、新学期に友人をクラス委員長に勧めるとか、誰が一番洗濯するのが上手いかを競うわけじゃありません。
それだと推薦祭りか水洗祭りに――まあ、おやじギャグは置いといて、音楽村へ登る山道に作られた花壇一面にすいせんの花が咲き乱れます。
この信州国際音楽村のすいせん祭りは、3月の末から4月の後半ごろまでの開催となっており、今まさに見ごろといったところ!!
下には「つくし」も。うまそう。
そういえば、すいせん(水仙)の話で面白いのが、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスのお話。
美少年すぎて、水面に写った自分に一目惚れし、口付けをしようとしてそのまま落ちて水死(または衰弱死)するという、あまりにアホな伝説が残っています。
その死んだ後に水仙が咲いていたことから水仙はナルキッソス、またはナルシスと呼ばれるようになりました。
勘がいい人はお気づきかもしれませんが、このナルシスは「ナルシスト」の語源です。
ナルシストなのはナルキッソスなのに、なぜ水仙が……。
ちなみに水仙の花言葉は、
「自己愛」「うぬぼれ」「神秘」「尊重」「我欲」「愛にこたえて」「私は美しい」「自尊心」「気高さ」「冷たさ」「愚かさ」「エゴイズム」「愛をもう一度」
という徹底ぶり。
ナルキッソスのせいで、甚大な風評被害を受けている水仙さんである。
おっとと、またまた話が大幅にそれてしまいましたね。
そんなナルシズムたっぷりなすいせんですが、信州国際音楽村はみんなで楽しめるイベント。
同時に切り花、球根および地元特産品の販売、それに近くには一服できるお茶屋、「花風里」がありますので、のんびり歩くにはちょうどいい場所。
桜を楽しんだ後は、散歩しながら浅間山に望む音楽村で色と香り、そして音楽を楽しんではいかがでしょうか?
※1 ジョージ・ワシントンの桜の木
一応付け加えておくと、ワシントンは新しい斧の切れ味を試すために桜の木を切ったといわれています。
また切った木は、弟や妹におもちゃを作ってあげたという逸話もあるそうです。
たしかにこの時代に桜の木はアメリカになかったけど、それを信じさせる偉大さと誠実さがワシントンにあったということでしょう。
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