ありがとう「真田丸」 そして今後の上田
「真田丸」 完
いやー、本当に素晴らしかった。
キャストひとりひとりが愛おしい。
あんな戦国ならば、一度行って見てみたい。
そんなドラマでした。
我らが上田市では、当然ご当地ヒーローとして真田幸村は大活躍。
今回の「真田丸」のおかげで、今年の観光客の伸び率が最大の観光地となりました。
しかし、流行り廃りは早いもの。
上田としては、最大の広告看板を失ってしまったのです。
このままいけば、少なくとも来年の観光客数は今年を圧倒的に下回るでしょう。
ドラマや映画などによる、地域おこしの効果とはそんなもんです。
結局、本当の意味での観光地とは、きちんと地力があり、努力をしている場所なのです。
だからと言って、真田丸バブルの効果がただの観光客増加で終わったわけではありません。
例えば、僕は去年の今日、長野県上田市について知りませんでした。
「真田丸」が始まり、その流れで大きく上田市の広報が行われたのです。
「真田丸」の本編終了後でも、史跡や行事が映されていました。
地域おこし協力隊の説明セミナーでも、
「あの真田丸の上田です!!」と、でかでかと広告していました。
「無名」が「有名」になったのです。
「上田市?」ではなく「ああ、上田市ね。真田の」という言葉が返ってくるのです。
これは大きな収穫じゃないですか?
何かをやるにしても、「上田市」という単語の認知が急速に高まったのです。
僕なんか、気付けば現在、上田市で地域おこし協力隊なんてやっている始末です。
今後、さまざまな活動をやっていく中、未開発の荒れ地などではなく、今年みんなが真田丸で訪れさんざん踏みしめた大地は、
どんなアイデアでも広げられる、最高に走りやすいグランドのようだと思いませんか。
終わったからこそ、真田に拘らない、新しいアプローチが活きてくるんです!!
例えば、僕と同じく地域おこし協力隊として働いている方々はこんなイベント・活動をしています。
武石地区
武石地域の食べ物とお酒が楽しめる「武石ふるさときゃらばん」が上田市中心街で12月23日(金)に開催予定! 場所は以前紹介した小劇場「犀の角」です。
豊殿地区
豊殿地区では、現在、稲倉の棚田を利用したイルミネーションが行われています。
また、ここの地域おこし協力隊の方は、自分でお米を耕しているんですよ!
そしてもちろん、わが丸子でも、この冬イベントが行われます。
丸子地区
そう! 以前紹介した、「氷灯ろう夢祈願」です。
もちろん、このような既存のイベントを盛り上げるだけでなく、新しい取り組みを考えていかなくてはなりません。
(美しい、空と山。それらに包まれた信州国際音楽村にどんなイベントを持ってくる?)
だからこそ僕は、このタイミングで上田に来たのです。
おかげで、このようなイベント事を一通りこの一年間で学習し、次の活動の参考にすることができるからです。
そして、だからこそ僕は、「真田丸」を「さよなら」でなく、「ありがとう」で送ってやりたいと思うのです。
地域を興す僕らに、少しでも世間の目を向けさせてくれたことに。
ありがとう「真田丸」!!
お前の入港は、上田市に活気を出す力を与えてくれたぞ!!
じゃ、僕は来年の大河に向けて、「浜松」にでも亡命すっから!!
す、すいません・・・・・・。
一日一言、一枚写真。のペースでは中々いかないですが、下記ページもよろしく。
marukochikiokoshi.hatenablog.com