丸子温泉郷に住んでいます。
仕事を言い訳にして更新をおろそかにしています。
まあ、誰も見てないでしょうからいんですけどね。
さて、丸子地域には誇るべき温泉郷があります。
まんまで丸子温泉郷と言い、3つの温泉からなります。
鹿教湯温泉
もしかしたら聞いたことあるかもです。
名前の由来は「鹿が猟師に教えた湯」。またもまんまです。
『国民保養温泉地』に認定されているリハビリのメッカだったのです。
温泉の効能としまして、高血圧症、動脈硬化症、脳卒中の後遺症、動脈硬化症、慢性関節リューマチ、慢性筋肉リューマチ、神経痛、骨及び関節等の運動障害および疲労回復
と多岐にわたり、飲用にて便秘や胆汁分泌促進にも効果があります。
単純温泉(弱アルカリ性)であるため、匂いもなくやわらかいお湯で、だれでも入りやすい温泉なんですね。
温泉郷の中では一番大きな温泉です。
そのため、温泉街には大きな病院があり、今でも患者さんと介護の方が、温泉街をリハビリのため歩いています。(皆さん挨拶すると快くご返事いただけます)
また地理的には、長野の中心ということもあり、車でのアクセスがしやすいという利点があります。
上田~松本のバスもあり、今後発展が期待されるエリア、であってほしい。
霊泉寺温泉
二番目に大きいのがこの霊泉寺温泉。
由来の前に、下の画像を見たことがあるでしょうか?
妖怪好きならば見たことあるかもですね。
この浮世絵は月岡芳年『新形三十六怪撰』という、紅葉という鬼女を平維茂が討ち捕ったという伝説を描いています。
この戦いの後、帰路につく維茂でしたが丸子にいる柏木の鬼の話を思い出し、ついでに退治しようと考えて丸子に入りました。(考え方がドラクエ的ですね。素敵です)
その鬼を退治したと時に傷を負い、その傷を癒したというのが、
この霊泉寺温泉。
上の写真のように、霊泉寺という古いお寺があり、川のせせらぎが気持ちの良い場所です。
効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、 冷え性、胃腸病、切り傷、やけど、高血圧、 打ち身、痔疾など。
場所が近いのに効能が違うというのは中々興味深いですよね。
大塩温泉
温泉郷の中では一番小さな温泉。
というか一つしか共同浴場がない。
公式のHPでひなびた雰囲気と言っちゃってます。
ただこの温泉。かなり歴史はしっかりしていて、『信玄の隠し湯』との呼び名のある温泉なんですよ。上田は真田の里というイメージが強いですが……。
この共同浴場と宿以外、ホテルなどほとんど廃墟なんですが、そのおかげで『秘湯』感がすごい温泉といえます。
誰もいない世界で温泉を求めて歩く。
と、こんな温泉卿です。
わりと悪くない。
しかしそれでは客は来ない。
そこが今後の課題だなぁー。