まるほログ

映画やボドゲや地域情報などを気ままに。上田市鹿教湯温泉に住む元地域おこし協力隊のブログです。

6月4日は虫の日!! ~長野県民=虫食べるとかいう常識~

 

長野には虫が多い。

 

というか山の中は虫が多いというべきでしょうか。

 

先日僕の部屋でも、ベランダでアシナガバチが巣をせっせと作っていました。

 

まだ作りかけでしたので、可哀想ですが、ハチに見られないようにハンガーで叩き落として、部屋にそそくさと逃げ込みました。

 

女王蜂はしばらくの間、怒ったように周囲を徘徊していましたが、やがて諦めたのか別の場所に飛んでいってくれました。

 

 

ハチに限らず、山の中で住むということは、きちんと予防策をしないと色んな虫たちが部屋に入り込んでくるのを覚悟しないといけません。

 

まあ、長野県はあの人類の大敵とも呼ばれる、

「黒くて、早くて、時々飛ぶ、しぶとい奴」がほとんどいない、という大きなメリットがあるんですけどね。

 

正直これだけで、長野に永住する人がいるそうなんですから、物件条件としてはかなりのアピールポイントです。

 

まあ、汚くしてたら出るとこには出るんで、普段の生活能力がある人に限ります。

 

 

さあ、先週のブログで蛍をご紹介したのが結構好評で、調子に乗って今週も虫についてのお話をしようかと思います。

 

しかも今日は6月4日、(6)(4)の日

紹介するにはまたとない機会ですしね!

 

 

しかし、今回は内容に少々刺激的なネタを含みます。

ですので、ちょっと先に注意を入れておきます。

下の注意をご了承いただけた方のみ、続きをお読みください。

 

 

1、今回のブログは「食べられる虫」についての情報です。

 

2、長野では食虫の文化がありますが、全員ではありません。当ブログを読んで、

長野県民=虫を食べるから気持ち悪いみたいな発想にいたる、想像力の乏しい方は回れ右です。

 

3、僕も別に好きで食べるわけではない!

 

 

 

ご了承いただけましたか?

 

では、今回は「食べられる虫」についての解説です!!!!

 

覚悟していきましょう!

 

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食べられる虫

 

まず、この「食べられる虫」という表現ですが、この範囲はかなり曖昧です。

 

なぜならば、この自然界にあるものは、人体への影響がない限りなんでも食べられるからです。

 

しかも人は毒があるのに、ふぐを食べるのを止めませんし、食文化は国柄によって様々。

 

世界的に見れば、虫を食べる文化は、生魚を食べる文化よりも圧倒的にメジャーです。

 

よって「食べられる」という定義は「食べられてきた」という言葉の意味で使うべきでしょう。

 

 

まあそんな御託をならべても、やはり根本的に「虫」を食べることに抵抗があるのは仕方ありません。

はっきりいって、虫料理ってビジュアルのインパクトが半端ないんですよね。

 

 

(写真)苦手な人は飛ばして!!

 

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調理できるほどのサイズや、体が脆いのでどうしてもまるごとで調理するしかないんですよ。

こりゃ女の子じゃなくても、気味悪がられるのは仕方ないですね。

 

 

しかし、昆虫食自体は、世界中、はるか古代から行われてきた歴史ある文化です。

 

その高い栄養価は、タンパク源を始めとして、人口増加による食糧難対策の一端を担っているとも聞きます。

 

また、昆虫を食用の家畜として考え、少ない飼料で生育可能なことから、将来人類が長期の宇宙ステーション滞在や火星などへ移住する際の食糧としての研究もされているという話もあります。

 

 

なんと、人間は未来へ向かえば向かうほど、虫を食べる機会が増えていくんですね!

ナウシカってすげぇな。

 

 

まあ歴史があるからといって、日本で人権を得ているなんてことはなく、所詮観光地の度胸試しか話題作りに使われるのがオチです。

 

長野県民を含めた、虫を食べる文化がある他の県だって、全員が全員毎日食卓に虫が並んでるわけじゃないですしね。

 

 

さて。

そんな昆虫食ですが、鹿教湯温泉でも、主にお土産品として取り扱っています。

旅館じゃださないです。多分。

 
イナゴの佃煮

(注)

 

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おそらくいちばん有名な昆虫食かと思います。

 

イナゴと言えば、主に畑を荒らすバッタに似た害虫として有名ですね。

 

キリスト教の終末ではイナゴの大群が世界を覆う、というお話もあるそうです。

それくらい昔の人々からは、目の敵にされていた虫なんですね。

 

そんな害虫であるイナゴを食べるというのは、なんかもう、

「そっちが俺たちの畑を食べるなら、俺達がお前を食ってやる」という「食うか食われるか」な心境が垣間見えます。

 

人間は怒ったときほど狂気になりますね。

 

 

実際の味ですが、佃煮なだけあって香ばしくて甘くて美味しい。

というか、イナゴ感ゼロ。

これほとんどただの佃煮だわ。それくらい自然に美味しい。

 

普通の佃煮との差別化を図るとしたら、イナゴだけあって噛みごたえはパリパリしている。あと足がけっこう歯に引っかかる。

それくらいかな。

 

正直、見た目のインパクトは凄いけど、食べてみるとシンプルに美味しいので、もしも初めて虫を食べてみたいって人や、お土産で話題をつくりたいって方にはオススメかも知れません。

 

花九曜印 いなご甘露煮 EO缶 #5 150g

花九曜印 いなご甘露煮 EO缶 #5 150g

 

 

 

 

蜂の子

 (注)

 

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そして、またまた昆虫食としてメジャーな虫、それが蜂の子です。

素直に蜂蜜でいいじゃん、と思う方にはまっことその通りと同情したくありますが、蜂蜜と違い、蜂の子も非常に高いタンパク源として、珍重されてきました。

ちなみに蜂の子といっていますが、幼虫から蛹も含み、その範囲はけっこう曖昧です。

 

 

味もかなり食べやすく、生でもいけるので、料理の幅もとにかく多い。

特に炊き込みご飯なんかにはオススメです。

 

ぶっちゃけ1つの食材としてかなり機能しているイメージですね。

 

見た目はともかく。

 

 

またタンパク質以外にも、豊富なアミノ酸やそれ以外の美容成分があることも知られ、蜂の子をりようしたサプリも出回っています。

蜂の子ロイヤル 30日分

蜂の子ロイヤル 30日分

 

 

まあもともと蜂蜜も、極めて栄養価の高い食材で有名ですから、蜂の子も栄養が多いに決まっているわけです。

 

 

 

花九曜印 蜂の子花九曜煮 F3 65g

花九曜印 蜂の子花九曜煮 F3 65g

 

 

 

 

さて、以上の2つを、鹿教湯内のお土産屋さんで取り扱っています。

そう考えると、有名どころを抑えている感じですね。

 

昆虫食会のビートルズビーチボーイズと言えます。

ビートルズだけにね!)

 

 

 

昆虫食は本当に幅が広くて、上の2つ以外にも沢山あるのですが、まあ今回は鹿教湯温泉で取り扱っているものだけにしときます。

 

まあ虫を使った食べ物としては、

蜂は蜂でもあの「オオスズメバチの毒成分」を 使ったお酒とか、

 

 

ミモレットチーズという”ダニ”を利用して作ったチーズなど、わりと普通な見栄えのものもあるんですけどね。(まあダニは昆虫ではないが)

 

ミモレット 18ヶ月熟成 約200g

ミモレット 18ヶ月熟成 約200g

 

 

 

 

 

誤解のないように言っておきますが、僕も全部食べたことがあるわけじゃありません。

 

 

虫食の文化は、まあ別にオススメするようなもんでもありませんが、一つの立派な歴史ある食文化くらいに思っておくのがいいでしょう。

 

僕も食べろなんていいません。

逆にいうと、無理強いして食べさせようとする行為は、単純に食べ物に対する礼を欠く行為だと思います。

 

まあしかし何事も、経験は大事です。

経験は人を大いに助けます。

 

虫を食べたことがる人間と、食べたことがない人間なら、サバイバル時に生き残るのは前者だと思います。

 

 

まあ、食べたことあるって公言すると、

露骨に都会の女の子からはドン引かれますけどね、

 

 

食べられる虫ハンドブック

食べられる虫ハンドブック

 

 

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