鹿教湯温泉ミステリー 東京、大阪からのバスから新幹線までとにかくまとめ
皆さんは時刻表トリックというミステリー用語を知っているでしょうか?
時刻表トリックとは、まあその名の通り、時刻表の穴をついて犯罪を行う時に使用されるトリックです。
よくお昼のサスペンスドラマなんかで電車の事件があると思いますが、だいたいそれらにはこの時刻表トリックが絡んでいます。
具体的な例をあげれば、
電車ならば時間がかかるルートを、タクシーで乗り継いで目的の駅に向かい特急に乗り、その空いた時間で犯罪を行うといった、隠された乗り換えテクニックで時間を短縮するというトリックがあります。
もっと分かりやすくすれば、
社畜「電車で行けば1時間30分かかるけど、車なら50分や…」
社畜「そや! 時間ないし社用車で行こ!」
次の日
経理「この前の出張の交通費だけど」
社畜「電車で行ったんで3,000円ください(儲けた、儲けた♪」
これも立派な時刻表トリックです。
くれぐれも真似はしないように。
他にも、わずかな時間だけ停車するのを見計らい殺人を行ったり、複雑に入り組んだ路線の乗り換えや電車の種類を利用するなど、
主に、時間を利用したアリバイトリックが多いイメージがありますね。
また実際の時刻表を用いて作られるトリックなので、トリックの実現性が高いことも特徴に挙げられます。
日本という、路線が多く、さらにいつまでも改善する気配のない難解な乗換案内がこのトリックを生み出したとも言えるでしょう。
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こんな時刻表トリックに触発されたのかどうかは分かりませんが、
僕は旅をする際に、目的地までの様々なルートをプラニングするのが好きです。
「この駅からこの電車に乗れば、このバスにつながって、ここは徒歩で移動して……、ああ! これだとさっきのプランより割高になっちゃう!」
みたいに、自分の旅行のプランをパズルのように組み立てるのが好きなんですよね。(単に金にケチなだけかもしれませんが)
これは自動車の旅行を主にしている方には分からない楽しさだと思います。
距離と時間の折り合い、
時刻表の抜け道、
乗り換えのときのダッシュ、
A君とB君は、なぜアホみたいに直径500メートルの円を追いついたり追い越したりしているのか?
考えだしたらキリがありません。
そうやって、その旅行が一番楽しめるプランを作るために、電車やバスといった時間が限られているピースをいかに効率的にはめるか。
面倒な作業ですが僕には一番楽しい時間です。
鹿教湯温泉への時刻表
しかし、日本中のみんながみんな僕のように地道な作業が好きというわけではありません。
「旅行行くときは、現地で適当に時間を調べて、偶然来たバスに乗って目的地に向かうよ!」
「誰かの旅行記を読んで、そのままの道をいきます。事前に調べるの面倒です」
なんて方もいらっしゃるでしょう。かく言う僕も、自分のプランが狂ったときはそんな感じです。
そのため、今回はちょっと僕も頭をこらし、鹿教湯温泉へのアクセスについてもっと広い範囲で、より細かに考えてみることにしました。
鹿教湯温泉に訪れる方は、いったいいつもどんなルートを使うのか?
もっと効率的で安いプランはないだろうか?
西村京太郎先生のごとく時刻表と睨めっこし、いろいろ考え合わせた結果、
(※1)
東京と大阪からの2つのアクセスについて、
電車とバスの比較表を作ってみました!!
鹿教湯温泉 電車バス 早見表.pdf - Google ドライブ
ぶっちゃけこれ作るの、滅茶苦茶疲れました。
一番効率的なルートを考えるということと、魅力的な旅行プランを紹介するという二人三脚は、どうやらあまり仲がいいわけではなく、ちゃんとしたパートナーを見つけてやらないとすぐに脱線するようです。
さてそんなことは置いといて表についてですが、これだけぱっと見ても、いまいちピンときませんよね。
この表は、Webの乗換案内の情報と高速バスの時刻表を照らし合わせて作ったものです。そのため掲載されている料金は、あくまでとある月の最安値です。
まあ、目安くらいにはなるでしょう。
では実際に、どのようなルートを行くことでこの比較表のような料金で鹿教湯温泉に行けるのかを紹介していきましょう。
ちなみに鹿教湯温泉への到着時間は、お昼ごろを目安にしています。
東京→鹿教湯温泉
文字が小さかったらすみません。画質の問題です。
上のリンクPDFをご覧いただければと思います。
さて東京~鹿教湯温泉ですが、交通の便から、必ず上田を経由していることが特徴ですね。
また、比較的利用率の多いことから、新幹線もバスも非常に本数が多いです。
けっこう行き当たりばったりでもOKなのがいいですね。
料金も基本的に安く、そのときに応じて時間と価格の天秤も揺れ動くんじゃないでしょうか?
最安値ルートは、さかきPAを利用したバスですが、徒歩30分はなかなかきつい。
まあ徒歩も旅行の醍醐味というのなら、わりとアリな選択肢かもしれません。
大阪→鹿教湯温泉 上田経由
上田経由と松本経由で分けたのは、以前のブログで紹介したとおり、西日本からのアクセスだと、鹿教湯温泉は上田と松本の両方が最寄りの駅になるからです。
上田は大阪からのアクセスがお世辞にも良いとはあまり言えません。
長野県の山々が、さながら国境の砦のようにそびえ立ち、迂回するように促すのです。
とはいえその迂回による恩恵か、大阪から上田のアクセスには色々なルートが使えます。
東京、金沢、長野。
3つの大きな駅を経由することで、行きと帰りの旅行プランの選択肢が非常に豊富です。
例えば、鹿教湯温泉に行くとしても、
「行きは金沢から長野に寄って、鹿教湯温泉に宿泊。
帰りは東京のおばあちゃんにお土産でも買っていこうかな」
という上のような、長野県を縦断する旅行プランもけっこう割安で実現可能なんです。
アクセスの不便さも、発想を逆転してみると「旅行の楽しさ」いわゆる
「パズルのピース」になるわけですね。
大阪→鹿教湯温泉 松本経由
大阪から鹿教湯温泉に行くだけであれば、僕は個人的にこのコースをオススメします。
その理由はなんといっても拘束時間の少なさ!
上田経由の所要時間の最速が「5時間37分」なのに対し、
こちらの最速は「4時間16分」ですからね!
旅の疲れを残さないためにも、移動時間は非常に大切です。
しかし、その分鹿教湯温泉と松本間には大きな欠点があり、
なにせバスが1日2本。
乗り逃せば、即終了です。
まあそうならないように、事前にバスを予約して本数を増やすというのも手です。
松本から鹿教湯温泉へのアクセスに関しては、下のブログで書いているので是非参考にしてください。
※1 西村京太郎先生
昼ドラではおなじみな、内藤剛志主演の十津川警部シリーズを手がけているミステリー作家。
トラベルミステリーというジャンルを開拓した方で、だいたいの駅の売店に書籍が置かれている。
また、ミステリーゲームのシリーズも手がけており、
特にファミコンの「西村京太郎ミステリー ブルートレイン殺人事件」はオススメ!!
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