「酒は人類の友だぞ。友人を見捨てられるか」 ボトルで選ぶ、お土産にしたい上田市の酒造・日本酒まとめ
赤く染まりつつある秋山に、稲穂がチラチラと揺れています。
これで晴天ならば心も晴れやかになるのですが、ここ最近はどんよりとした寒空が続いています。
布団を外に干せるのはいつになることやら。
そんな晴れと曇りを行き来する、どっちつかずな天気と今年は台風の接近に悩まされた、「食浴の秋祭り」でしたが、
懸念された雨風はまるでなく、非常に良い日柄で盛大に開催されました。
何と取材に来られたテレビ局は4社!
秋の味覚特集ということで、松茸にピックアップしたこの秋祭りは、非常にテレビ映えするのでしょう。
もちろんそれだけ多くの人たちが見ているということも併せて、スタッフに関係者全員で盛り上がりました!
来年も是非盛大に開催したいですね!
アルコールは人間にとって最悪の敵かもしれない。
しかし聖書には敵を愛せよと書いてある。(※1)
秋の味覚といえばサンマに松茸を始めとしたきのこ類、ぶどうに栗やちょっと早いけどりんごなど。
その美味しさもさることながら、見た目も非常に色とりどりで、
やっぱり「食欲」を刺激される食べ物が頭に浮かぶと思います。
この時期は収穫体験なども盛んに行われており、先日、我が鹿教湯温泉の収穫体験の一つである、
「お米のお兄さんプロジェクト」の酒米も、ついに刈り取りの時期を迎えました。
「このお米を来年の夏まで発酵させたりなんやかんやして、お酒になるのを待ちます」
「ええ! そんなに待てません!」
「作っておいたものがこちらになります」(3分クッキング感)
3分間に半年の製造過程をねじ込むクッキング……。
それ3分クッキングって言っていいもんなのか?
まあそんなことはどうでもいいとして、秋の味覚の代表格であるお米。
そこから作られる日本酒を秋の味覚と一緒に楽しむ方も多いでしょう。
特に秋は「秋上がり」「ひやおろし」という特別な種類のお酒も出回ることもあり、秋に日本酒を楽しむ文化は根強いと思います。
そんな日本酒はまさに日本全国で作られている、日本のお酒であり、
自分の住んでいる地域の酒蔵が造ったものを「地酒」と呼んで、お土産や旅館等での振る舞いに利用されています。
長野県は気候やお米の品質の良さから、非常に多くの酒蔵を持つ県です。
その数は新潟についで堂々の2位!
やっぱり米大国は違います。
もちろん上田にもいくつも酒蔵があって、私もいろんな日本酒を楽しむ機会に恵まれているのですが、
よく観光客の方に聞かれる質問があります。
ズバリ、
「地酒ってどれをお土産にすればいいのか分かんない」
これね。
まあ地酒なんて本当のこといえばどこにでもあり、その中で自分の気に入ったものを選んで持った買えるのが多分正解なんですが、
観光振興する手前、そこはきちんと上田市のお酒、なるべくなら丸子のお酒を勧めろって話です。
おまけに私自身もどの場所にどの酒蔵があるのか確認しておきたいところ。
そのため、今回は上田市の地酒について「酒蔵」と取り扱っている「主な銘柄」を紹介していきます!
※ただ今回は味についての批評はしません。
まず私がそこまで日本酒の違いに敏感でないことと、大吟醸などの種類で味が変わり評価が難しいこと、贔屓になる可能性があるため。
そしてできれば実際現地に来て試飲してほしいという気持ちもあるからです。
ちなみに楽天で上田のお酒の飲み比べセットを見つけました!
これでお試しに飲んで、決めるのも手ですね!!
岡崎酒造(株) 上田市中央
主な銘柄 亀齢 美山錦
上田市の地酒の中で、最もオーソドックスなデザインなのが岡崎酒造の亀齢。
公式のHPでは「お蕎麦に合うお酒」であると紹介しています。
酒蔵が上田の中央の「柳町」にあることもあり、観光しながらお土産で地酒を買えるという、観光地としても活用できるのがポイントです。
また日本棚田百選に登録されている上田市豊殿地域の「稲倉の棚田」で栽培した酒米を使っている日本酒があるのも特徴ですね。
シンプルな長野の日本酒を探している方には、お土産としてハズレはないでしょう。
住所:長野県上田市中央4丁目7番33号
電話番号:0268-22-0149
沓掛酒造(株) 塩尻
主な銘柄 福無量 互
元禄年間(1688~1704)に創業された、なんと300年の歴史を持つ沓掛酒造さん。
代表的なお酒である福無量はビジュアルとしては、いかにも酒飲みが好みそうな昔ながらの日本酒らしい和柄。
2006年に新しくできた銘柄「互(ご)」は漢字一文字で高級感があり、
何を隠そう鹿教湯温泉お米のお兄さんのお酒も、この「互」なのである!
地元で長く愛される味を楽しみたいなら、迷わずこれです。
なお、「互」は直売されておらず特約店での販売となっているので注意。
(詳しくは下記公式HPから)
住所:長野県上田市塩尻35
電話番号:0268-22-1903
若林酒造(株) 中野
主な銘柄 月吉野
はんなりとした「つきよしの」の筆字と、日本酒とは思えない可愛らしいビジュアルが目を引くのが若林酒造の月吉野。
実に女性らしさを感じさせ、今風なデザインですがそれもそのはず。
この若林酒造さんは、創業は明治になるものの、一度辞めていた日本酒づくりを去年50年ぶりに再開したからです。
また、女性の方が製造責任者であることもあり(女性杜氏)、女性受けのよいパッケージが企画されたのかもしれません。
ちょっと変わったボトルがほしい、という方にはピッタリですね!
ハロウィンバージョンの日本酒! だけど20歳未満は、お酒を飲むいたずらは駄目だけどね。
住所:長野県上田市大字中野466
電話番号:0268-38-2526
和田龍酒造(株)上田中央西
主な銘柄 和田龍
上田城公園のすぐ近くにある、観光しながら寄り易い酒蔵が、この和田龍さん。
お酒の名前も店の名前と同じ和田龍!
パッケージはシンプルにかっこいい!
男らしい力強い筆字に金の背景。名前のかっこよさも合わさって、酒が持つ「強さ」を表したかのようなパッケージは、全国のやんちゃな男の子諸君の永遠のあこがれである。
居酒屋に並べておくと、一気に酒飲みの世界観に引き込めるボトルがおすすめです。
ちなみに公式のHPでは、このブログと違いきちんと一週間で更新する社長のブログが読めます。 ほろ酔い社長の雑記帳
住所:長野県上田市中央西1-14-14
電話番号 :0268-22-0461
山三酒造(株)御岳堂
主な銘柄 真田六文銭
JR上田駅にもデカデカと飾られ、市内でもいたるところに見られる三途の川の渡し賃は、当然日本酒のパッケージとしても使われている。
そんな上田の国旗とも言える印をパッケージにしているのが、山三酒造の「真田六文銭」です!
いやー、上田のお土産としてはこれ以上ないくらい分かりやすいんじゃないでしょうか。お土産というのは、基本的にどこに行ってきたかが分かりやすいものが良いですから、その意味ではこのパッケージは100点です。
日本酒よりもお土産を探している、といった方には分かりやすくていいかもしれません。
住所:長野県上田市御嶽堂687の1
電話番号:0268-42-2260
信州銘醸(株) 長瀬
主な銘柄 喜久盛 瀧澤
満を持して、我らが丸子地域長瀬にある酒造、信州銘醸さん。
地元びいきでないけれど、恐らく地域で一番飲まれているお酒だと思います(あくまで個人の感想です)
喜久盛、瀧澤と2つのブランドを持ち、喜久盛は家庭用の料理酒としても使われるという、リーズナブルさと高級感を兼ね備えた酒造。
そんな地元のシェアが多いもんだから、やっぱり酒屋、居酒屋、スーパーでの扱いも多くなる。
その分当然種類も増えるので、いろいろ選べるのが大きな利点です。
地元の方が飲むお酒を飲んでみたい、という方には間違いなくこれがオススメです。
住所:長野県上田市長瀬2999-1
電話番号 0268-35-0046
FAX 0268-36-3707
正直この特集をやろうと思った時、「とうとう書く時がきたか……」という、億劫な気持ちに苛まれました。
日本酒は僕も好きなので紹介するのは楽しいのですが、各店舗の商品を比べないよう個人の意見を言うのは、中々難易度が高いことだと思っていたからです。
そのため今回は味にふれず、あくまで外見だけで判断できる情報に絞らせていただきました。
人によっては「なんだこのトンチンカンな批評は!」となるかもしれませんが、あくまで外から来た若輩者目線の意見ということで、どうかご容赦を。
そして当ブログで、上田のお酒に興味を持たれた方は是非一度、鹿教湯温泉にいらっしゃい。
上で紹介したお酒が試し飲みできる酒屋に居酒屋、どっちも宿から歩いて行ける場所にありますから。
酒は人類の友だぞ。友人を見捨てられるか。
アメリカの俳優であり歌手であり、そしてプレイボーイ。
あくまで想像の範疇でしかないが、マフィアとのつながりやケネディ暗殺にまで関わりがあったとされる、光と闇の2つの世界の大物である。
彼の逸話は、映画のゴッドファーザーにも流用されている。
※2ボン・ジョヴィ
アメリカのロックバンド。最近の子は知らないかもしれないけど、筆者の世代くらいの子供はみんな知ってる、アメリカどころかロック界を代表するバンドである。
けっして日清の回し者ではない。
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