魔烈闘呉竜府(マレットゴルフ)を上田市丸子でやるならば ……民明書房より
猛威をふるう台風の煽りを受けて、雲でぐちゃぐちゃになった中秋の名月が見下ろす中、鹿教湯温泉はイベントやらキノコやらで月見をする暇もないほどの忙しさ。
秋はなんだかんだ言って行楽シーズンなわけで、
訪れた観光客の皆様にぺこぺこ頭を下げたり、新しい旅行プランを携えた旅行会社さんのお話を聞いたり、ボードゲームの企画に制作と、なんだか落ち着かない日々を送っているのですが、
落ち着いてしまえばそれはそれで観光地としては困るので、嬉しい悲鳴50%本気の悲鳴30%ってところでしょうか。
あとの20%は欠伸です。
マレットゴルフ
どうってことのない近況報告になってしまうのですが、実は最近マレットゴルフなるものをやらせていただきました。
マレットゴルフなんて、都会の人はあんまり聞いたことがないんじゃないでしょうか?
普通のゴルフについてはまあ分かりますよね。
いや、もっともらしい豪快な嘘はやめい。(※1)
まあとにかく、呉竜府……じゃなかった、ゴルフといえば接待という安直なイメージを持っている私ですから、あんまり楽しんでやれるものじゃないなーとか思ってたんですが、やってみると中々面白い。
特に魔烈闘呉竜府なる……ではない、マレットゴルフはルールも普通のゴルフより単純で、なおかつスピーディ&コンパクトに行えることもあり、家族連れでも楽しめるちょうどいい娯楽感がありました。
せっかくですから、そんなマレットゴルフについてちょっとだけ紹介してみましょう。
使うもの
マレットゴルフに使うものは、主に上の2つのアイテム。
ドラゴンボールみたいな玉と、ハンマー(スティックまたはマリットと呼ぶ)ですね。
ゴルフのルールを知らない人でも、ゴルフはボールをクラブで打って飛ばす競技であることは知っているでしょう。
なので上の写真の2つも何に使うかわかりますよね。
「マレットゴルフはスティックで手のひらサイズのボールを打ち、ボールを穴(ホール)に入れるゲームです」
ルール
全てを説明するとキリがありませんし、あんまり面白くもないので割愛しますが、大体は普通のゴルフと一緒です。
最大4人一組で参加し、最初の一打だけ順番にボールを打っていきます。
そして第一打が終わったあとの順番は、ホールに遠い人から順番に打っていく、といった感じです。
つまり打ちながらゆっくりホールに近づいていくわけですね。
そして基本はその打数が少なければ少ないほどよい、ということになります
通常のゴルフと大きく異なる点は、ホールまでの距離が非常に短く、また道が傾斜などを利用したり蛇行したり凸凹だったりするところでしょうか。
ゴルフはおおきく振りかぶって、空の彼方まで小さなボールを飛ばしますよね。
でもこのマレットゴルフはボールが大きく、ホールまでの距離が短いので、振りかぶる必要はなく、ほんのちょっと力を入れてボールにスティックを当てるだけでいいのです。
感覚としてはゴルフのパターみたいなもんでしょうか。
そう聞くと、たしかにいささか地味な感じがしますが、
山道を転がっていくボールは中々思うようにいかず、かと言って正確にやりすぎても力が足りず進まない、
大掛かりな楽しさはなくともパズルを埋めるような爽快感はあります。
そして初心者でも慣れればけっこう簡単に打つことができるので、家族連れや友人同士のちょっとした暇つぶしにも使える。
またボールを飛ばしすぎないので、ゴルフボールのように無くなる可能性が低く、お金がかからないのも魅力です。
そんなマレットゴルフ場ですが、長野県にはいたるところにあります。
それもそのはず。マレットゴルフが一番盛んなのは長野県だからです。
そんな長野県の上田市もいくつもマレットゴルフ場があるわけでして、私の地域丸子にもありました。
その一つが丸子マレットゴルフ場。
程よい広さと、あの椀子ヴィンヤードの農園が近いゴルフ場。
ちょっとした散歩や息抜きにちょうどよく、参加費や備品のレンタル代も含めて500円程度というリーズナブルさが魅力。
マレットゴルフを一度やってみよう、という方にはこのゴルフ場から始めるといいかもしれません。
そして以前にも紹介した、鹿教湯温泉のセラピー公園でもマレットゴルフがおこなえます。
鹿教湯温泉の数少ないアクティビティの一つであり、かけゆの豊富な自然の里山を散歩できるコースとなっていますので、
まさにセラピーのように心も体も癒やすにはちょうどよい場所となっています。
もしも鹿教湯に長期滞在されるのでしたら、スタンプラリーやウォーキングのついでに参加するのもありかもしれませんね。
さて、どうもかたっ苦しい解説になってしまいました。
というのもゴルフと言うと、前の会社の接待とかを思い出して、
朝早く出勤させられた上、懇親会のイベントを考えろとか、動画作成しろとか、
つまりムカつく記憶しか残っていないので毛嫌いしていたのですが、
まあそれはそれ。
記憶にこびりついた汚泥は、新しい記憶で洗濯するに限ります。
だからこそ、今の忙しさも楽しんで受け入れられると思っているのです。
※1 民明書房
ジャンプのバトルマンガ、「魁!!男塾」に登場するとんでも大図鑑である。
書いてあることはちょっと考えれば嘘だとわかるんだけど、あまりにももっともらしく堂々と詳細に書いてあるから、当時は本気で信じていた子供もいたらしい。
あと、
撲針愚(ぼくしんぐ)
愕怨祭(がくえんさい)
羅惧美偉(らぐびー)
とかがある。
トンデモ理論は、前回のキン肉マンに匹敵するレベルである。
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