まるほログ

映画やボドゲや地域情報などを気ままに。上田市鹿教湯温泉に住む元地域おこし協力隊のブログです。

番外編! お城総選挙のお城を天守の種類ごとに分けてみた。

 

3月23日(土)テレビ朝日系列で放送された、

「お城好き1万人がガチで投票!お城総選挙」で、

わが町の上田城24位にランクインしました。

 

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news.livedoor.com

 

 

数値だけで見れば、なんとも微妙な順位のようにも感じますが、

日本のお城の数は、関西で言うならば、あの有名なマンモス校である

近畿大学の生徒数に匹敵するとかしないとかという数ですから、そのなかの24位は大変すごいことなのです!

 

まあ、お城といっても古跡だったり、石垣だけだったり、名前を変えただけのものとかも混じってるから、正式な数じゃないんですけどね。(しかもそれすら一説でしかない)

 

 

 

元々日本には戦国時代に戦闘用、居住用問わずに何千、何万という城が建てられてきました。

 

しかし徳川幕府のころ、平和な時代に不要なお城は「一国一城令」という法令で

170城まで減ってしまい、その後の「明治維新」や戦争などで更にその数は減り、現在は再建したものも含め、天守のあるお城は約100ヶ所。

 

その中で建築当時から現存している12の天守のことを現存12天守と呼びます。

 

 

やっぱりお城といえば天守だよねー、という方は多いでしょう。

 

私も、例え蛍光灯がぶら下がっていて、エレベーターで上り下りができ、資料映像や金色の茶室が置いてあっても、

やっぱり大きな天守には胸を踊らせるものです。

 

せっかくなのでにWiki先生を参考に、各天守からみるお城の違いをかんたんに紹介いたしましょう。

 

 

 

 

 

 

現存天守

建築当時に建てられたものが野外において保存され、現在も存在している天守を持つ城。

国宝に指定されているものもあり今のところ姫路城のみが世界遺産に指定されている。

お城の大きさなどに拘らず、日本で最も大切に保存されてきたお城と言ってもいい。

 

丸岡城彦根城松江城、姫路城、犬山城松本城丸亀城宇和島城備中松山城高知城弘前城松山城

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過去から現在まで生きる、お城のおじいちゃんである。

 

 

 

復元天守

昔の写真、設計図などの資料をもとに、内装・外観を忠実に再現した天守
木造復元天守外観復元天守の2種類があり、当時の素材に拘って作っているのが木造復元、鉄筋コンクリートなどを使って外観のみを再現したのが外観復元天守である。
過去と現在の技術が合わさり、観光名所や街のシンボルとしての側面が大きい。
 
木造復元天守櫓含む白河小峰城掛川城白石城新発田城大洲城、金石城)
外観復元天守名古屋城大垣城広島城和歌山城松前城、熊本城、若松城岡山城、福知山城)
 

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SF的に言えば、完全に再現されたクローンといったところでしょうか。
 
 
 

復興天守

天守が過去に存在していたことは分かっているが、デザインやお城の場所、規模感などは想像で建てられたお城。

エレベーターが取り付けられてたり、豪華な資料室があったりと内装は観光客に向けて改造されているものもある。

さすがは大阪、未来に生きてんな。

とはいっても、歴史的にも民間的に非常に重要なポジションの城が多く、天守だけでも復興したお城というイメージがある。

 

大坂城岸和田城岐阜城岡崎城小倉城小田原城岩国城島原城福山城越前大野城、高島城、忍城、高田城)

 

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以前の面影を残しつつも、中身は魔改造が施されている。

つまりサイボーグみたいなもんですね。

 

 

 

模擬天守

城があったことは確認されているが、天守はなかったのに、地域振興や観光目的で建てられたお城。いわゆる僕が考えた最高の天守

とはいえ、あくまで資料がないだけで、もしかしたらあったかもしれないというのがポイント。

架空戦記は、リアリティが大切なのだ。

 

(清州城、墨俣城など現在53城)

 

 ちなみに筆者の地元である兵庫県尼崎にある「尼崎城」が2018年に復元された。

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天守のない城

現在天守のないお城。上田城竹田城などを含む観光名所的な城跡や、首里城のようなそもそも天守の概念のない城、その他膨大な史跡も含まれる。

歴史的には天守があったものも含まれるが、経済的な事情などで建造されていないわけだ。

その上田城だが、上田城の復元のために、個人で10億円の寄付があったことは記憶に新しい。

太っ腹である以上に、その愛の深さが感じられる。

 

www.shinmai.co.jp

 

 

 

おおまかに分けるとこんな感じです。

私の浅い知識で作ったので、もしかすると間違いがあるかもしれませんので、その時は指摘いただけると助かります。

 

 

 

天守の種類で見るお城総選挙

 

さて紹介してきたところで、今回のお城総選挙の結果を見ていきましょう。

上で紹介したお城の種類ごとに色分けしておいたので、それも併せてみてください。

 

第1位 姫路城(兵庫県
第2位 大阪城大阪府
第3位 松本城(長野県)
第4位 熊本城(熊本県
第5位 首里城沖縄県
第6位 名古屋城(愛知県)
第7位 竹田城兵庫県
第8位 五稜郭(北海道)
第9位 二条城(京都府
第10位 弘前城青森県
第11位 江戸城(東京都)
第12位 彦根城滋賀県
第13位 小田原城(神奈川県)
第14位 安土城滋賀県
第15位 犬山城(愛知県)
第16位 会津若松城福島県
第17位 チャシ跡群(北海道)
第18位 群上八幡城(岐阜県
第19位 備中松山城岡山県
第20位 松江城島根県
第21位 松山城愛媛県
第22位 今帰仁城沖縄県
第23位 金沢城(石川県)
第24位 上田城(長野県)
第25位 駿府城静岡県
第26位 高知城高知県
第27位 忍城 (埼玉県)
第28位 広島城広島県
第29位 岐阜城岐阜県
第30位 丸岡城福井県

 

天守の数

現存天守 10 復元天守 4 復興天守 4 模擬天守 1 天守のない城 11

 

いかがでしょう? 自分の好きなお城はありましたか?

こうして種類ごとに分けてみると、やはり現存12天守は強いですね。

12城の内のなんと10城がランクインしています。

 

 

それ以外では、天守のない城がかなりランクインしている事もわかります。

首里城竹田城など、観光名所としてのお城は強いですね。

 

 

ですが北海道のチャシ跡群がランクインしているところを見ると、

かなりのお城好きガチ勢が投票していることがわかります。

 

 

特に上田城なんかは、最近の「真田丸」ブームにより観光客が増えたことも大きな要因になっているのかもしれません。

 

ですがそれ以上に、

城のもつ歴史的背景城主の存在戦いの内容など、

多くの魅力が上田城をこれだけの順位へ導いたのだと思います。

 

 

 

 

城を楽しむ方法は、人それぞれ様々です。

 

中には城だけでなく、城下町を歩いて楽しむ方もいると思います。

 

ひこにゃん」のような可愛いゆるキャラを愛でるのもいいかもしれませんね。 

 

 

 

上級者になってきたら、ぜひお城の史跡なども巡ってみてください。

 

長野県には朽ちた山城がそれこそ山ほどあるのです。

 

 

今回は、番外編で

「お城総選挙のお城を天守の種類ごとに分けてみた」

でお送りいたしました。

 

 

 

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