3月10日 ゲームマーケット大阪 簡易レポート
気づけば前回の記事から2週間以上も経っていて、
これはいかん、早急に更新せねば、という焦燥感で今執筆を始めました。
おまたせした方々には誠に申し訳ない。
と、素直に謝りたい反面、そんな当たり前のことに気づかないくらいに、
先週から今週にかけての私は気が張りつめておりました。
先週、つまり3月10日の「ゲームマーケット大阪」への参加。
人生で初の自分の手で作っった商品(ボードゲーム)であり、
人生で初の自分が責任者の販売会でもある。
正直、昨日まで業務に電話対応やら取材やらで、
落ち着いた気持ちで周囲を見回す余裕がなかったのです。
というわけでございまして!
興奮もやや冷め、やっと冷静に文章を書けるようになったところで、
今回は、自分への記録もかねて、
初参加となった「ゲームマーケット大阪」についてのレポートをしていきたいと思います。
なので今回、丸子の観光は関係ないので、興味のない人はゴメンね
3月8~9日 「ぬぅ! 説明書が…!」
本来なら当日から始めるべきレポートなのですが、事件は前日から起こりました。
今回販売する予定の、
テストプレイもそこそこに、今年の1月印刷に踏み切りました。
旅館の青年会や地域の方たちと、遊んでみたところそこまで大きなミスもなく、
普通に遊べると思っていたのですが……。
「あれ? これ猟師のマイナス点なくね?」
「ぬぅ!」
ゲームマーケット前日に、試験も兼ねて両親とゲームをやってみたところ、
説明書に不足部分が発覚しました。
このゲームは
「すごろく形式で進みながら、どんぐりを取って得点を稼いだり、猟師に捕まって得点を失ったりする」
といった感じのゲームなのですが、
その漁師に捕まるマイナス点の表記が、まるまる抜けてしまったいたのですね。
これはヤバイ!
ていうか今気づけてよかった。
いや印刷する前に気づけや。
とにかく修正文を作ろう!
脳裏に流れる電流的なんかとともに、早速説明書の修正文を製作しました。
これには自分の確認不足を呪いたい。
3月10日 前半
ゲームマーケット当日。
余裕の遅刻。
というのは嘘で、実はうちのブースは荷物が少なく、セットするものや販売方法なんかも事前に打ち合わせしていたので、
ギリギリに到着してもあんまり問題がなかったのです。
スタッフは関西の友人3名。
映画好きで結成されてはいるが、全員好きなジャンルが異なる、ナウでヤングなカルト集団である。
とはいうもののやっぱり、初参加ということでいろいろ勝手がわからず、
ダンボールを切るハサミがなかったり、値札がなかったりと、
やっぱり起こるハプニング。
(思いっきり横を向いてる 元々は旗)
なんとかいろいろ工夫して、ブース設営が終わりました。
(しかしどうみてもゲーム売りに来てる人の格好じゃないよね)
そんなそわそわした空気の中、いよいよゲームマーケット開場!
開場ラッシュは、やはり大手のボードゲームサークルに人が殺到してくる。
あんなサークルになってみたいもんだなぁ、いやでも責任の重さは今の比じゃないかぁ。
と、小市民的な野心を抱きながら羨望の眼差しで見ていると、
「KAKEYUください」
「え ゛っ゛?」(声にならないうめき」
最初にゲームが売れた時は、全くといって実感がわきませんでした。
まじっすか? と聞き返すくらい。
でも売れた後、自然とニヤケてきて、
「わーい、うーれーたぁー!」
と言葉通り小躍りして喜びました。
嬉しいことに、開場ラッシュからかなりのお客さんがうちのブースを覗きに来てくださり、
会場に持ってきた40個中半分の20個を、お昼前に捌くことができました。
どうでもいいことですが、おかんとおとんが家に忘れたポスターを届けにきてくれました。
授業参観かよ!!
(でも買ってくれてありがとう~)
3月10日 後半
午後になってからは商品の売れ行きはボチボチとなり、
一緒に持ってきていた鹿教湯温泉のチラシの説明が主になっていきました。
そもそも周りのサークルは、ボードゲームを製作している会なので、
ポップでキャッチーなサークル名であるわけです。
その中にさも当然のように書かれた「鹿教湯温泉」の五文字。
「おいおい、ボードゲーム販売会で旅行案内しちゃダメだろ」
ってツッコミくらいそうな、ひどい悪目立ちなわけですが、
おかげで道行く方々は、怪訝な目をしつつもブースに立ち寄ってくれました。
シンプルの強さですね。
今回はボードゲームの販売以上に「鹿教湯温泉とボードゲーム」の宣伝をするという大きな目的がありましたので、
この時点で成果は充分に果たすことができました。
なかには(名前は出せませんが)上田の近隣の方で、
「ボードゲームを使ってまちづくりをしたい」という相談をされに来る方もいらっしゃいました。
さすがに無責任に偉そうなことは言えませんでしたが、
同じような考えを持つ方がいることを知れたのは、こちら側としてもいい勉強になりました。
この時点で、KAKEYUの販売数は25個。
もう少し粘りたいところではありましたが、帰りの荷造りなどもあるため、
終了の17時より少し早めの16時30分には、片付けを終了し帰ることにしました。
そして、いざスタッフ達と共に、
打ち上げ!!
ネオン輝く、大阪の街に彼らは消えていったのであった……。
(全員酒苦手なので、ジャンカラだった)
3月11日~15日 取材、取材、取材
このKAKEYUが完成したのは、3月1日。
まる一週間以上前だったのですが、その時、各広報関係にプレスリリースを出していました。
やはり温泉街のオリジナルゲームというワードは非常にインパクトが有ったのか、
いくつかの媒体から取材をいただけるけとになりました。
これはラッキー。
ですが、やっぱり緊張しーの照れ屋の私は、どうもカメラを向けられると、
上手くおしゃべりできない。
というか、各広報関係者さまから取材をいただくときに、
きちんと同じ情報を同じだけ言うのは結構難しい。
(各媒体で、情報に違いがあると駄目ですもんね)
新聞、広報誌、ラジオ、テレビと、
この宣伝効果で、鹿教湯への問い合わせが増えればいいのですが……。
さて、人生初のゲームマーケットは、ネームバリューに救われたところもあり、
結構よい滑り出しができたのではないかと思います。
その他にもいくつか語りたい事があるのですが、
ちょっとこの場でははばかられるものや、愚痴のような内容になってしまうため、
今回は割愛させていただきます。
とにかく今回は「ものづくりをする」という行為の難しさ。
そして「販売する」ことの責任感というのを思い知りました。
ゲームマーケットでうちのブースに来てくださった方は、
他のブースで使うこともできるはずの限られた予算の中で、
うちの商品を買ってくれたわけですから、
お買い上げいただき、本当にありがとうございます。
そして鹿教湯温泉という名前に興味を持っていただいた方も、
ツイッターやってます。
興味があれば下からどうぞ!