真田の地 上田! 六文銭だけじゃない、真田の家紋特集!
私が上田に来て、早3年とちょっと。
私が来た頃はちょうど大河ドラマ「真田丸」の時期で、上田には京都と見まがうばかりの観光客があふれていました。
期間限定で行われた、「大河ドラマ記念館」も100万人を超える来場者数を記録し、
まさに空前の真田ブームであったと思います。
「真田」といえば、やはり真田幸村の知名度は抜群でありますが、
大河ドラマの影響で、草刈正雄さん演じる父の昌幸、
大泉洋さんが演じる兄の信之もじわじわと認知度を増し、
上田の地では、幸村よりも昌幸の方が歴史的に所縁が深いことから、
草刈正雄さんが『信州上田観光プレジデント』という観光大使をやっていたこともあります。
上田城千本桜まつり2017 ~オープニング&信州上田観光プレジデント就任式~
幸村だけでなく、昌幸の父である真田幸隆を含めた、真田三代が暮らした土地として、
上田という土地は知られているのです。
さて歴史に多少興味がある方ならば、
真田家の家紋「六文銭」についてはご存じかと思います。
上田市も真田ゆかり土地ということで、市章にはこの六文銭があしらわれており、
上田の街中の至るところでで六文銭を目にします。
しかし、真田家が六文銭以外にも家紋を持っていたことは意外に知らないんじゃないでしょうか?
なので今回は、
上田市民ならだれでも知っている、
真田家の家紋についての特集です。
六文銭
一番メジャーな家紋であり、歴史に詳しくない人でも真田といえば
この六文銭を思い浮かべるかと思います。
六つの銭を並べたシンプルなデザインですが、
これは仏教の世界でいうところの「六道銭」です。
「六道」とは死んだ人間が向かうという地獄(道)、餓鬼(道)、畜生(道)、修羅(道)、人間(道)、天(道)という6つの世界を表します。
それら世界に行くには三途の川という川を渡らなくてはなりません。
その川を渡るために必要な渡し賃が「六道銭」なわけです。
そのため仏教の教えでは死者に六文銭を持たせ、三途の川を渡れるよう弔っていたのです。
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本来死者が持つ六文銭を家紋にしたのは、
「死をもいとわない」という不退転の決意の意味があるようです。
ところで、4次元殺法コンビが何か言いたいことがあるようです。
つまり六文銭は倍の120円。
あの世への片道切符でマックポークが買えるね!
結び雁金
とぼけた表情が、まるでゆるキャラのように可愛らしい家紋です。
これは「雁(ガン)」または雁金(かりがね)という、カモ科の雁を模した家紋です。
雁とはカモ目カモ科の中で比較的大きな種類(ガン亜科)のことを指します。
より大きなものは白鳥です。
ちなみにアヒルはカモ目カモ亜科ですから「醜いアヒルの子」は、
違うとはいえちょっと遠い親戚程度だったりします。
雁という鳥はいわゆる渡り鳥であり、中国の故事で縁起のいい鳥とされていました。
そういった縁起ものである雁金を模した家紋は、戦国武将の中では比較的ポピュラーなほうだったらしく、特に信濃の武将たちは多く利用していたようです。
でもやっぱりかわいい。
この旗を掲げてたら相手が斬るのを躊躇してしまうかも。
そんな効果があるとかないとか。
州浜
こう書いて「すはま」と読みます。
決してラストライドが決め技の全日のレスラーではありませんし、
かまぼこのような見た目のピンクの和菓子でもありません。
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もちろん夢の国に住む二足歩行ネズミでもありませんよ。ハッハ!
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州浜とは三角州などの浜辺にできる島形の州のことをいいます。
この紋は、かなり古くから使われていて、
平安時代では慶賀の式(お祝いの席)に使われていて、縁起物として扱われていたようです。
どことなく女性らしさを感じさせるフォルムは、シンプルゆえに用途が多く、
畏まったものから庶民的なもの、武将たちの家紋など多岐にわたります。
真田の家紋としてはあまりメジャーではありませんが、国内で見れば最もよく目にするものかもしれません。
さて、ここまで紹介してきた家紋ですが、当然上田市は真田の街でありますので、
この家紋を利用したお土産品が多数ございます。
真田の六文銭は、割とポピュラーなデザインですし結構扱いやすいですね。
雁金もちょっと変わっていますが、可愛らしくて絵になります。
個人的には、六文銭の形状をうまく利用した、
「真田ドーナツサブレ」がおすすめです。
旅行のお土産には丁度良いかもしれませんね!
さて、丸子を飛び出て、ついに上田の真田の紹介にやってきました。
その強さ、志、武士としての意地。
真田一族には戦国武将の中でも、
武士として非常に惹きつけられる魅力があると思います。
そんな真田の武功にあやかって、真田の家紋のグッズを身につけるのもいいかもしれません。
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