鹿ですか? いいえ蛙です。 ~河鹿蛙のラブレター~
5月23日は「こ・(い)・ぶ・み」ということで、ラブレターの日と言われているそうです。
なんてこった!
さっそく用意しなくっちゃ!!
多少ボードゲームを知っている人間にとって、ラブレターというとこちらの商品が頭に浮かびます。
商品の詳しい説明は、ブログの趣旨とずれるから個人ブログでやるとして、平たく言えば、カードに効果がついたババ抜きのようなもんです。
ラブレターなのにババとは、あまりにも酷い例えですが、簡単に言うとそうなります。
デザインもオシャレで、おまけにルールも簡単。
しかも安価ときているので、ボードゲーム初心者にこそオススメしたい、
そして慣れてきた人も、持っていないなら是非そろえて欲しい一品ですね!
それこそ5月23日の恋人へのプレゼントには、ちょうどいい照れ隠しができていいんじゃないでしょうか?
詳しいルールと関連商品をまとめました♪
marukochikiokoshi.hatenablog.com
さて、はてなブログの今週のお題にちょっとふれたところで、観光振興の話をしていきましょう。
とはいっても、ここ最近はGWの反動か、イベントもなりを潜めただただ真夏日に苦しむ毎日。
このまま梅雨に突入すると思うと、正直気分がげんなりします。
だって山の中の雨ってさ、もれなく凄いんだぜ!
川はめっちゃはりきって流れてくるし、虫も雨宿りしたいから家に不法侵入してくるし、布団は湿るし、食べ物の痛みは早いし、洗濯物は乾かないし、霧もでるし!
昔剣道をやっていたころが、地獄だったのを思い出しました。
あの臭い防具が、練習の次の日乾いてなくて、かぶろうとした時に、ひやっと……。
あー!! 思い出しただけでも嫌じゃぁぁ!!
(鹿教湯 湯端通り)
まあしかし、雨の季節がまるごと嫌いなわけではありません。
6月といえば、僕の大好きな紫陽花が咲きますし、家の中に侵入されると困りますが、カタツムリもかわいいです。
どこか子供の頃、まだ雨が友達だった日々を思い出すのです。
カッパを着ていればどこにも遊びに行けたし、長靴で水たまりを跳ねるのも好きでした。
傘を竹とんぼみたいにして友達とぶつけ合う危険な遊びもしました。
チャンバラごっこをする時の小さな傘は、間違いなく勇者たちにとってエクスカリバーでした。(※1)
いつから、雨の日が億劫になったのか。やっぱり思い出せません。
おっと、これ以上は湿っぽくなるからやめましょう。
そう、雨だけに湿っぽくなるから!
……。
よし、湿っぽい雰囲気はなくなったようですね!
え、でも寒くなった?
ハッハッハ! 雨で体を冷やしたのですね、いやはや仕方ない。
さあこれ以上続けると、真剣に顰蹙を買いそうですのでやめておきましょう。
先程も言ったように、現在鹿教湯温泉ではイベントや大きな行事がございません。
つまり僕のブログに書くネタが困る時期なわけです。
そのため今回はどのようにしてお茶を濁すか考えていたところ、部屋の外から特徴的な美しい音が聞こえてきました。
「フィー、フィー」「ピロロロロ」とか人によって聞こえ方は違うと思いますが、この音の正体は「カジカガエル」という蛙です。
けっこう意外ですよね。カエルって言ったら「ゲコゲコ、グワグワ」という濁音のイメージが有るのですが、カジカガエルは鳥や鈴虫のような透き通った鳴き声です。
このカジカガエルですが、知っている人は知っていると思いますが、
「河鹿蛙」と書きます。
名前の由来もシンプルで、鹿のような鳴き声だから河の鹿で河鹿。
肌は茶色で、どっちかっていうと綺麗ではないのですが、その分声が美しいとは実に童話的です。
オペラ座の怪人みたいですね。(※2)
カエルの鳴き声は「求愛行動」でもあると言われているので、まさにぴったりです。
さて河鹿という名前からピンときた方も多いのではないでしょうか?
そう、鹿教湯温泉という鹿の聖地において、鹿の名を冠する河鹿蛙も、ちょっとは人気なコンテンツなのです。
一応観光協会のHPにふれられたりしているし、知る人ぞ知るこの時期の風物詩。
鹿教湯は周囲を山で囲まれた谷間の温泉街で、その谷間を一本の川が流れて、近隣の田畑に水を供給しています。
そのため自然と蛙たちが住みやすい環境が生まれるんですね。
まあこれは鹿教湯温泉に限った話ではなく、山奥の温泉街なら往々にしてあることですが、
「鹿が教えた湯 鹿教湯温泉」だからこそ、どこか神聖な生き物のように思えます。
鹿教湯温泉ではちょうど今くらいの5月の中旬から盛んに鳴き始めます。
泊まった先の旅館でも、川の近くならよく聞こえるはずです。
鹿教湯温泉公式HP 鹿教湯温泉 かじか蛙
もっと詳しく河鹿蛙について知りたい人は下記URLへ。
ちなみに僕の弟は蛙が大嫌いだと言っていました。
ナルト大好きな癖に、蛙が嫌いとはけしからんやつです。
理由はとくに詳しく聞いてませんけど、まあ実際カエルが苦手な人は多いし(特に女性)分からなくもありません。
しかし姿はともかくとして、こんな美しい声色くらいは楽しんでもいいんじゃないかって思います。
なんのことはない日常の情報でしたが、観光地の特産物までいかなくても、それが特別なものであることに気づきます。
雨ひとつでも、煩わしいと思うときもあれば、本を読むときの一番のBGMとなることもあります。
たかが蛙。されど蛙。
あなたが普段なにげなしに聞いている鳴き声は、相手への威嚇や雨が降ることの喜びや、まだ見ぬ相手への愛をこめた歌なのかも知れません。
今週のお題「あの人へラブレター」
※1 エクスカリバー
世界的に有名な騎士のお話である、アーサー王のもつ剣。
ことあるごとにPRGに登場し、主人公を助けてくれるのだが、確かあれって湖の中にしずんだんじゃなかったけ?
最近ではビームを出すのがトレンドである。
※2 オペラ座の怪人
元はフランスの小説。今ではミュージカルとして上演されることが多い。
醜い姿のファントムが美しいクリスティーヌに恋をするお話。
大体の人が金田一少年の事件簿を思い浮かべる。
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