上田市丸子 信州国際音楽村近くの超オススメ喫茶店! 「花風里」「じねんや糸川」
5月も中旬に差し掛かり、抜けるような青い空と安らぎのある深緑がまぶしい季節となってまりました。
学生や社会人の方たちも、さすがにGWの感覚が抜けて普段どおりの生活に戻りつつあるようです。
ところで5月といえば「皐月」という別の呼び方があるのを皆さん知っていますよね。
この「皐」という文字は「野生動物の死骸」を表す象形文字だったそうです。
(白は動物の頭蓋骨、下の部分が四本脚の骨を表しているとか)
ですが暗い意味ではなく、「白く輝く」という意味が込められていて、
そこから「沢」や「岸辺」などの水場を表す言葉になったそうです。
また5月は田植えの時期であることから、もともと「早苗月」とされていたものが短縮され「皐月」になったというお話もあります。
いいお米をつくるには、いい水が不可欠ですから非常に納得の行くお話ですね。
丸子地域・音楽村周辺の超オススメ喫茶店
さて、緑の深まるこの季節。
鹿教湯に限らず、山の長野県ではさまざまな木々や花、鳥や虫などを観察でき、
歩いているだけで楽しくなれます。
特に丸子地域にある信州国際音楽村では、
6月にはラベンダーやバラを楽しめるお祭りに、「信州ルネッサンス」という音楽イベントが開催され大きな賑わいを予想させます。
http://www.ongakumura.jp/modules/weblog0/details.php?blog_id=467 より
しかし人間、いつまでも歩いているばかりではくたびれてしまうものです。
仕事でも一日中カンヅメで働くより、思い切ってシエスタ(スペインの昼寝)したほうが効率的な作業ができる、という説もありますし、
たまには寄り道したり、心を落ち着かせて休憩するのも旅の醍醐味というものでしょう。
というわけで今回は、
丸子地域・信州国際音楽村の周辺にある、
筆者が超オススメの喫茶店を2件紹介したいと思います!!
花風里 はなかざり
信州国際音楽村に隣接している、カントリー感のある建物。
それが上田まるこ物産館「花風里(はなかざり)」です。
丘の上に立つ感じや建物の雰囲気が、なんとなくジブリ作品のようなノスタルジックさを感じさせます。
私の勝手な想像ですが、
皆さんが「田舎」の喫茶店と聞いたとき、
草原や森の中に立つ一軒の小さな木造建築を連想するのではないでしょうか?
そんなロハスな雰囲気が長野の喫茶店を体現している「花風里」は、
信州国際音楽村から歩いてすぐの場所にあり、主に音楽村に訪れた観光客の方が利用する場所となっています。
ランチメニューも充実しており、おすすめのパスタランチはサラダ付きで500円のお値段。
他にもメニューにカレーや主食があり、
なんとなく「カフェ」とういうより、昔ながらの落ち着いた「喫茶店」といった感じでしょうか?
食後にお茶を飲んでゆっくりするにはぴったりの場所なんじゃないかなと思います。
そしてこの花風里ですが、なんといってもその魅力はなんと言っても
恵まれたロケーションです。
信州国際音楽村は、もともと小高い丘の上に作られており、
この花風里も非常に景観の良い立地に恵まれております。
また店内は大きなガラス張りになっており、コーヒーや紅茶を飲みながら景色を眺めることができるのです。
開放的な空間は人の心を豊かにし、柔軟な発想を作り出します。
一人で悩み事を抱えている人も、友人たちと難儀な論文に頭を痛める人も、
広大な景色を見ながらコーヒーを飲んでいれば、
不思議と新しいアイデアや活力が湧いてくるかもしれません。
(イベント用にピザ窯まであるとは!)
なにより信州国際音楽村からすぐに行けるのが嬉しい!
丸子地域や手作りのクッキー・パンの販売も行っているので、
お茶を飲んでいる時間がない人も一度立ち寄って、商品を眺めてみてもいいかもしれません。
じねんや糸川
ホリエモンこと堀江貴文氏が、民間ではじめての宇宙ロケット打ち上げに成功した話や、初めてブラックホールの撮影に成功したことが記憶に新しいですが、
宇宙には人類が生まれて以来、人の心を常に惹き付ける不思議な魅力があるようです。
私も、子供の頃に両親に買ってもらった星座MAPを擦り切れるほど愛読していた覚えがありますし、SF好きの父とは理系文系の違いはあれど、宇宙について色々空想し合ったものでした。
ところで日本で宇宙ロケットといえば、ペンシルロケットを開発し、
「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」である、
糸川英夫先生があまりにも有名ですが、
その糸川先生がこの上田市丸子に縁のある人物であることを皆さん知っていられたでしょうか?
私も詳しい話は知らないのですが、どうやらこの旧丸子町にて晩年を過ごされたようです。
その旧丸子町で先生が住まわれた「糸川邸」を改修し、
喫茶店としてOPENしたのが、この「じねんや糸川」です。
外観は非常に美しい立派な日本式の建物。
内部もその外観に違わず、喫茶店とは思えない日本家屋となっています。
元々家だったものを改築した、いわゆる「古民家カフェ」と言われる喫茶店ですが、
さすがに糸川先生ほどの方が利用されていたとなると、
襟を正して正座したくなる気持ちです。(星座だけに)
(看板の横には糸川先生を象徴するロケットの置物が)
実はここ、筆者は完全な偶然で見つけた場所でして、
信州国際音楽村に向かう途中、偶然曲がる場所を間違えたところ、偶然特徴的な看板を見かけたわけでして、
上の写真の通り、外観からは喫茶店であることが分かりづらいものですから、
まさに天文学的な確率で発見したわけです。
実際ちょっと見つけづらいところにありますので、行く前にはきちんと地図を見て確認しておきましょう。
(木製のお盆が、実に和風です)
さてその「じねんや糸川」のメニューですが、「コーヒー・紅茶とケーキのセット」という、ザ・シンプル。
カフェでありがちな、「コーヒー飲もうかなー」「でもケーキも食べたいしなー」いう悩みに対し、逆に迷うことがないのでありがたいです。
そして何よりメニューよりもここの魅力は、
居心地のいい日本家屋での静かな時間。
また店内には宇宙に関連した冊子や本が置いてあり、
そのコーヒーで冴え渡った頭で宇宙に思いをはせるのもいいかもしれません。
先ほど紹介した花風里が「景色(けしき)」をウリにするのだったら、
さながらじねんや糸川は「知識(ちしき)」が高まる喫茶店といったところでしょうか。
いかがでしょう?
まったくタイプの違う喫茶店ですが、あなたはどちらのお店に興味を持たれましたか?
私も今回は鹿教湯以外の場所をもっと取り上げていきたいと考え、
色んな場所を巡るうちに新しい発見ができました。
3年も過ごしてきてまだまだ丸子には知らない店があることに気づき実に恥ずかしく思いますが、
町だけでこれだけの発見がるのですから、
長野には、日本には、世界には、宇宙にはまだまだ色々な知らないことがあるということです。
観光! 旅行! といえば中々時間を取ることができませんが、
地元の町を観光客の気分で歩いてみて、はじめての店に入るプチ観光もたまにはいいんじゃないでしょうか?
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