ムササビ1匹。さび抜きで。
鹿教湯温泉は6月、7月とイベントもなく、僕も最近は落ち着いた休日を過ごすことができています。
そんな休日。
僕は1週間に一度くらいの割合で鹿教湯内にあるコインランドリーへ洗濯に出かけるのですが、30分程度の待ち時間を持て余し、文殊堂にぶらりと散歩に出かけることにしました。
五台橋を渡り、文殊堂からみどり橋、万年橋と呼ばれる2つの吊橋までは、コインランドリーを待つのにはちょうどよい時間散歩ができます。
雨上がりで、朝の日差しも気持ちよく、のんびり歩いていたら、ふと何かが動く気配を感じ取りました。
すばやく境内の茂みを動き回る小さな影。
よく目を凝らすと、なかなか普段目にしない動物を見つけることができました。
お、リスだ。
そりゃ山だしねー。
やっぱいるんですね。可愛い動物。
今回の雨はかなり激しかったし、木の実やらなんやらが吹き飛ばされて、地面に大量に落ちていたのでしょう。
ただ文殊堂の鐘の音に驚いて、すぐにどっか行っちゃいました。
うーん。もっと写真が欲しかった。
かわいい動物の写真や動画は視聴率がいいって聞いたことがあるからなぁ。
「鹿教湯温泉に行くと野生のリスと会えるよ!」
みたいな商売っ気を出せば鹿教湯温泉の観光ももっと潤うかも……。
猿が入りに来る露天風呂とかも、いま大人気だからなぁ。
やっぱりかわいい動物とかは、女子ウケするんだろうなぁ。
「俺らの出番やな!」
「君たち、畑荒らすやん」
(かわいいは正義)
まあ、実はリスも海外では、害獣として駆除対象になっているのですから、こんな風に差別するのは良くないことですね。
それに鹿だって、他の動物にはない奇妙な愛嬌があると思いますよ、うん。
ただ、夜中にターミネーターみたいに目を光らせるの本当怖いからヤメて……。
ムササビとモモンガ
まあね、せっかく野生動物の話題になったんですから、鹿教湯温泉で見られるという動物の話をしていきましょう。
鹿教湯温泉は、全体が山である長野県内の更に山奥の里です。
人間より野生動物のほうがはるかに多いに決まっています。
中には、林業や農作物の被害などで害獣扱いを受けているものもいます。
そういったものに対し、色んな感情を持っている人も多いかと思うので、僕自身の感想は述べません。
なので、若い女の子たちが無邪気に「キャー、コノ子マジ可愛クナーイ?」って言うくらいの軽い感想眼で紹介していきましょう。
ムササビ
http://zatugakujitenn.net/animal/musasabitomomonnganotigai.html より
鹿教湯温泉の地図によると、文殊堂前を流れる川付近~吊橋にかけてムササビが見られるといいます。
ムササビといえば、なんといっても、体を広げて滑空し、グライダーのように空を飛べることが有名ですね。
昔のジャンプ漫画を知っている人にとっては、この飛び方は「ジャングルの王者ターちゃん」をなんとなく思い浮かばせます。
(ただ、広げるのは体ではなくて、ゲフンゲフン) ※1
種類としてはリスの仲間で、食べるものも木の実やら若葉やら、齧歯目らしく基本何でもガリガリいきます。(食べれるとは限りません)
夜行性ですので、ウォッチングするのはかなり難しいですが、生息数自体は結構多めなので、運が良ければ見ることができるかもしれません。
ただ鳥獣保護法のもと、勝手に飼うことはできませんので注意!!
モモンガ
ムササビをより愛らしくした、といえば贔屓っぽいですが、
実際サイズ的にもムササビより一回り小さいサイズであるモモンガ。
ムササビと同じく滑空し、空を飛びます。
ちなみにムササビと見分ける方法は、被膜の付き方と体の大きさ、あとムササビは顔周りに白い班があるのが特徴ですね。
またモモンガが世界中に生息しているのに対し、ムササビは日本にしかいないとも聞きます。
国内での生息地は、モモンガが山奥に住むのに対し、ムササビは割と平地でも林があれば普通にいたりします。
あとモモンガもムササビと同じく、
現在日本に住んでいる種はペットにはできませんので注意!!
どうしてもペットにしたいなら、海外産のモモンガを飼いましょう。
いちばん有名なペット用のモモンガは『フクロモモンガ』です。
中々可愛らしい瞳をしています。
ただコイツは「フクロ」と名前につくとおり、カンガルーやコアラと同じ有袋類なので、正確には日本のモモンガの仲間ではないのですが、普通に滑空はできるというよく分からないやつです。
鹿教湯温泉で見られる場所
元も子もない話をしてしまいますと、
ムササビもモモンガも野生生物なので、見たいからといって見れるわじゃないですし、
かといって何となく歩いていたら出くわすこともあるわけで、見れる場所というのは一概に語れません。
しかし鹿教湯温泉的に「見やすい」とされている場所がいくつかあるので、紹介させていただきましょう。
つるや旅館
信州鹿教湯温泉 つるや旅館お湯のちから | 鹿教湯温泉お湯の力をお伝えします より
鹿教湯温泉の文殊堂の前にある『つるや旅館』さんは、お風呂から「ムササビが見える」のをウリにしてます。
たしかに写真を見ると、川に面して木々が鬱蒼と茂り、ムササビやモモンガが飛び交う可能性はかなり高そうです。
バリアフリーにもかなり配慮していて、高齢の方や湯治のお客様にも安心してご利用いただけます。
詳しい旅館の内容は、いずれ個別の記事を作りたいと思っていますので、今回はそこまで深く紹介しないでおきましょう。
どうしても今知りたいんだって人は、下のサイトを見ればよく分ります。
みどり橋
鹿教湯温泉の3大吊橋の1つであるみどり橋。
まあ全部で3本しかないのだから、”3大”といわれても順当としか言いようがないわけだけど、周囲が木々に囲まれており、ムササビやモモンガ、リスなどが見られるという。
吊橋の高さはそこそこなので、あんまり怖くなく眺められるのもポイント。
名前の由来は緑に囲まれている橋だからとか健康的だからとかいろいろありますが、
名は体を表すという格言のごとく、橋の塗装は綠色。
なので、もしも初期の段階で、
エメラルドグリーンとかセロリアンブルーとかにしていたら、珍名スポットとして人気になったのかもしれない。
上のならまだいいけど、
さびてつおなんど橋(錆鉄御納戸色)、
どぶねずみ橋(丼鼠色)、
にく橋(肉色)、
お母さんのおしるこ橋(お母さんのおしるこ色)、
とかなら、笑える笑えない以前に、色んな所からクレームが来そうです。※2
「ノルマンディの海に沈む夕日 橋」はかっこよくて好き。※3
やっぱり動物はいいものです。
動物園なんかで色んな動物を見ることができますが、自然の中で偶然出くわすのはやはり貴重な体験であると思います。
ただし野生動物はやはり野生の動物。
人が手懐けたり、または勝手に獲ったりするのは自然に介入することに他なりません。
もしも観光に野生動物を利用するのであれば、そのルールを守るか、キチンと管理してあげることが必須でしょう。
そうすることで、自由気ままに生きる野生動物は、重要な観光資源の一つとしてやっとなりたつわけです。
動物の写真や動画は、内容にかかわらず人の目を惹くものです。
はるか古から現在まで、猫耳つけりゃあ、何でもかんでも人気キャラになるのです。
80年台~90年台後半までの、いわゆるジャンプ黄金期を支えたギャグ漫画。
途中から格闘漫画路線の、『新ジャングルの王者ターちゃん♡』に改名した。
強烈な下ネタギャグと結構深いストーリーが未だに根強い人気。
ちなみにONE PIECEの尾田栄一郎先生がアシスタントをしています。
(金◯マの皮で空を飛べます)
新ジャングルの王者 ターちゃん 文庫版 コミック 全12巻完結セット (集英社文庫―コミック版)
- 作者: 徳弘正也
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
※2 まつざきしげるいろ
かつてフジテレビで放送されていた『トリビアの泉』で松崎しげるの肌の色を調べたところ、その色をサクラクレパスさんが作成してしまい、
フジテレビ内のお土産コーナーで販売されることになった。
ちなみにこんな色である。
(もっと松崎しげるは黒い気がするのは気のせいだろうか?)
「まつざきしげるいろ」の作り方の紹介 | 株式会社サクラクレパス
※3 色々な色
カシスソーダの誘惑、恐竜のいた原生林色、瀬戸内に浮かぶ小さな島色、ファラオの時代のナイル河色、博多の辛子明太子色、子供の頃の茜雲色、3月3日ひなまつり色、勝利に酔う土佐犬色、ゆでたてのさやえんどう色、ラフレシアの謎色、八百屋さんの完熟トマト色、カフェロワイヤルの炎色、など、
「まるで意味がわからんぞ」なセンスの色々が並ぶ、フェリシモが出した、
第4弾500色の色鉛筆である。
鹿教湯温泉にぴったりな色としては、「温泉の湯けむり」という色でしょうか。
出典
うーん。なんだかエッチぃ色だぞ。
下のサイトが一番詳しくまとめているかな。
ツイッターやってます。
興味があれば下からどうぞ!