まるほログ

映画やボドゲや地域情報などを気ままに。上田市鹿教湯温泉に住む元地域おこし協力隊のブログです。

『海なし県人よ! これが海だ!』 夏休みはアクアマンを見て海にいこう!!

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夏といえば海であります。

 

当然、山という選択肢も捨てがたい。

 

しかしやはり夏は海である。

 

 

日差しの光線にほとばしる汗、必然的に減る布地に小麦色の二の腕。

街中ならば公然わいせつともとられかねない服装が、我が物顔で浜辺をまかり通る異空間。

けして冷たいわけでもなく、飲んでおいしいわけでもない大量の塩水に、足の裏を焼く黄色い砂場。

屋台の焼きそばは薄味だったり妙に濃すぎたり安定しないし、男店員の目つきはすべからくスケベです。

 

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これ以上語りだすと、もてない男のひがみにしかなりませんので止めておきますが、

どれだけマイナスなイメージを詰め込もうが、夏の海の魅力は健康健全な若者たちのプライオリティなのであります。

 

 

 

さてそんな海にあこがれ海に恋するのは、海なし県人」あるあるです。

 

当然周囲を山に囲まれた長野県民の、その欲求は人一倍強い。

 

 

長野はそもそも県の大きさがとにかく広く、山道で迂回しなければなりません。

特に上田は長野県でもちょうど中心の位置にあるため、長野を出るだけでも一苦労です。

 

旅行からか上田に帰る時でも「長野県に入ってからが一番長い」なんて言われるくらいですからね。

 

せっかく買った夏用の水着でしたが、新しい彼氏が車を運転できないため、

泣く泣く来年、彼氏が自動車学校を卒業するまでクローゼットの中。というのも笑い話ではありません。

 

人は遠いものほど欲しくなるのです。



そんなわけで、長野県民の海への欲求が膨れ上がるのは無理のない事です。

 

 

ですがマイカーを持つ大学生とは違って、親に連れて行ってもらう以外に移動手段を持たない小学生たちは不憫です。

 

海に行きたいとねだっても、三段腹になったお父さんは中々首を横に振ってくれない。

 

お母さんはプールで我慢しなさいというが、実は自分の顔のシミについて考えている。

 

大学のお兄ちゃんはイケずだし、お姉ちゃんは新しい彼氏探しに必死です。




このまま長野県の小学生たちは、夏休みの日記に「海」の文字を刻むことなく大人になってしまうのでしょうか?

 

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まだあきらめるのは早い!

 

 

そんな時こそ、

 

 

お父さん、お母さんたちに、

 

海の素晴らしさをプレゼンするときです!

 

いかに海が素晴らしいか! 

いかに海が美しいか! 

いかに海がパッショナブルな魅力にあふれているかを、「海」の映画を見せて伝えるべきです!

 

 

あなたの熱意が伝われば、お父さんはるるぶを引っ張り出し、お母さんは昔の水着が今でも切れるか確認し始めます。

 

 

てなわけで、今回は海をテーマにしたヒーロー映画、

アクアマンの解説です。

 

 

 

アクアマン

 

 

 

映画の前に

この作品について説明するには、まずDCコミックスという会社の説明から始めないといけません。

 

DCコミックスはアメリカの漫画出版社であり、

マーベル・コミックと並ぶ2大アメコミ出版社です。

 

皆さんはアメコミと言うとどんなヒーローを思い浮かべますか?

 

最近公開された「アベンジャーズ エンドゲーム」を見られた方たちは、

アイアンマンスパイダーマンをイメージするんじゃないかと思います。

 

 

またアメコミどころか、ヒーローそのものを体現する、 

スーパーマンバットマンを知らない人はないでしょう。

 

 

アメコミの知識が多少ある人には常識なのですが、

 

実は上で紹介しているヒーローは出版社が違い、

 

アイアンマンとスパイダーマンマーベル・コミック社

 

スーパーマンバットマンDCコミックス

 

が出版しています。

日本で言えば、ジャンプサンデーみたいなもんです。

 

 

そのためよく、

「バットマンはアベンジャーズに入らないの?」との質問があがりますが、

出版社が違うため、無理な話なのです。 ※でもたまにコラボしたりはする。

 

 

さてそんなDCコミックスですが、

 

スーパーマン、バットマン、

それに女性ヒーローを象徴するワンダーウーマン

高速で走ることができるフラッシュなどの超人メンバーに加え、

実際戦えば、普通の人間と同じくらいの戦闘力しか持たないヒーローなど、

 

マーベルに負けないほど個性豊かなメンツが揃っています。

 

そんな豊富な人材たちを、アベンジャーズのごとくチームとしてまとめたのが、

ジャスティス・リーグです。

 

 

実写版映画では、とりあえず上の6人のメンバーが登場し、

アクアマンもそのチームの一員として初登場しました。

※上写真の左から2番めのモジャモジャ

 

 

今回紹介する映画アクアマンはこのジャスティス・リーグの続編に当たるのですが、

完全に映画として独立しているので、別に先に見ておく必要はありません。

 

ただジャスティスリーグから見ておくと、

なんやこのもじゃもじゃめっちゃかわいいやんけ

とはなります。

 

 

作品情報

アクアマン』(Aquaman)は、2018年アメリカ合衆国スーパーヒーロー映画

DCコミックス」のアメリカン・コミックアクアマン』の実写映画で、様々な「DCコミックス」の実写化映画作品を、同一の世界観のクロスオーバー作品群として扱う『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズの6番目の映画である。 出典:アクアマン (映画) - Wikipedia

日本での公開日 2019年2月8日

 

 

あらすじ

人間として育てられた、海底王国アトランティスの末裔にして、サメをはじめ海の生物すべてを従えて戦うことができる男、アクアマン。地上を超える未知の文明をもったアトランティス帝国が、人類の支配を狙い侵略を始めたとき、彼が守るのは――地上か、それとも海か。

出典:アクアマン - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

 


海の生物すべてを従え戦うニューヒーロー『アクアマン』日本版予告

 

 

監督 ジェームズ・ワン

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主な監督作品

『ソウ』シリーズ
『デッド・サイレンス』
『インシディアス』シリーズ
『死霊館』シリーズ
『ワイルド・スピード SKY MISSION』

 

キャスト

ジェイソン・モモア(アクアマン/アーサーカーリー)

 主人公のヒゲモジャおじさん。人間界で育ったが、海の王国であるアトランティスの王位継承者。


アンバー・ハード(メラ)

 ヒロイン。配色アリエルなキツめだけど優しい人。

 

ウィレム・デフォー(バルコ)

 悪人面だけどめっちゃいい人。


パトリック・ウィルソン(オーム王 / オーシャンマスター)

 悪役。アクアマンの弟で、王位争奪のためアクアマンを目の敵にしている。

 

ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(デイビッド・ケイン / ブラックマンタ)

 悪役。ぶっちゃけこの映画はこいつが一番かっこいい。

 

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見どころ

この映画はアクアマンと言うだけあって、主戦場が海の中!

 

最近のCGの発達で宇宙での戦闘シーンはよく描かれるようになったけど、

海を使ってここまで大規模なアクション映画はなかったんじゃないでしょうか。

 

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出典:https://www.fashion-press.net/news/42876

 

宇宙ならば宇宙船や戦闘機が撃ち合い爆発する、といった戦いになりますが、

水中では戦闘機の代わりにサメやタツノオトシゴなどが戦闘機の代わりになり、

人を乗せて戦います。

 

水中の世界の美しさと、深海の怖さがきちんと表現されていて、

まるでプラネットアースの映像を見ているかのよう。

 

宇宙とは異なり、ブルーのスクリーンの動きは

 

 

主人公のアクアマンは、上映時間143分という中で、いろいろな場所でいろんな敵と戦うことになるのですが、

 

一対一の決闘があったり、

ホラー映画さながらの化け物に追われたり、

大怪獣との戦いがあったりと

 

戦闘のバラエティがとにかく豊富で、こちらを飽きさせません。

 

 

特に主人公のライバルを付け狙う、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が演じる、

ブラックマンタはビジュアルも戦闘シーンもとにかくかっこいい。

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出典:【ワーナー公式】ニュース|『アクアマン』宿敵"ブラックマンタ"徹底解説初公開!

 

またアクアマンが伝説のトライデントを求めてヒロインのメラと世界各国を冒険するのですが、

微妙な距離感が新婚旅行みたいに見えて激しい戦いの中に、ほのぼのした時間があって映画を長く見させる工夫がされています。

 

 

感想

前作「ジャスティス・リーグ」のメンバーの一人として登場したアクアマンでしたが、

正直活躍としてはいっつもしかめっ面して、微妙にチームメンバーと打ち解けられないおじちゃんといった印象でした。

 

前作

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出典:https://ja.best-wallpaper.net/Aquaman-Justice-League-2017_wallpapers.html

 

ですが今回単独作品で主人公になったことから、

コミカルで心優しく熱い人物の要素が加わり、非常に魅力的なキャラクターになりました。

 

今作

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出典:https://ja.best-wallpaper.net/Aquaman-Arthur-golden-scales-waterfall_wallpapers.html

 

そのアクアマンのキャラクターチェンジと合わせて、

陰気な雰囲気だった前作のDC映画の作風と比べ、

陽気な感じの、テーマとか物語の構成とかを気にせず、楽に楽しめる作品になっています。

 

そして、その大味な作風は、アクション映画で詰め込める要素をこれでもかと詰め込んでおり、

 

映画を見終わった後に、「ふあ~。映画見た~」って感じに、

とにかく満腹感を感じれる作品です。

 

 

そして水中での戦闘表現が非常にリアルに作られていて、

悲惨な戦闘でも、どこか清涼感を感じさせる爽快さがあるのが特徴でしょうか。

 

 

私は初めてこの映画を見たとき、

激しいアクションやどろどろした人間関係がスクリーンで繰り広げられている中、

そのバックに映る海が、非常に美しく、

常にゆとりを持って映画を望めるのが非常に新鮮だと思いました。

 

 

 

 

 

また、前作を見ていなくても楽しめるので、この映画をきっかけに他のDC映画を見ていくのもいいでしょう。

 

 

 

欠点としてはとにかくアクション豊富な大スペクタル映画な反面、

ストーリーも大味で、そこまで真新しいものはありません。

 

お酒やコーラを片手に、

単純娯楽作品として割り切って見るのがいいでしょう。

 

 

アクアマンを動画フルで楽しめる動画サイト

amazonプライム

 U-NEXT

www.video.unext.jp

 dTV

pc.video.dmkt-sp.jp

 

その他、TSUTAYAディスカスなどでも視聴することができます。

 

 

 

さていかがだったでしょうか「アクアマン」

 

今回は、私個人がただ単純に好きなものをレビューしてみました。

 

まあせっかくの休日ですし、たまには息抜きしないとってことで、今後もちょくちょくこういった記事を上げていくと思います。

 

 

 

さあ長野県の小学生たちよ!

 

「今年の夏は、部屋の中で海を感じるんだ!」

 

 

 

 

 

という、大人の都合の良い言葉に騙されないようお父さんにおねだりするんだZE!

 

 

 

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